ブラジル人は甘いものが大好き!
チョコレートケーキとプリンは家庭で作るスイーツの定番! プリンはコンデンスミルクたっぷりでとっても甘い!
写真はボーロデブリガデイロ。チョコレート味のスポンジとデコレーションのケーキ
ブラジルではスイーツのことをdoce(ドーシ)と言います。英語の「sweet」と同様で、「甘い」という意味の形容詞と「甘いもの」を指す名詞です。ガイド的「ブラジルのスイーツ」の特徴を考えてみました。
・暑い気候の影響か、味がはっきりしている(とても甘い)
・地方色がある
・移民の影響を受けている
スイーツも料理のひとつですから、
ブラジルの料理と同じ傾向を持っているといえます。暑い気候に対応するための工夫も見られます。例えば、デコレーションケーキで使うクリームは、生クリームではなくバタークリームが主流です。また、保存を良くするために甘さを濃くしてあります。
イタリア系のお店のミニサイズのスイーツ。生クリームがたっぷり!
最近は、家庭用冷蔵庫の普及と外国の情報が豊富に入るようになってきたせいか、生クリームのお菓子も増えてきました。 ブラジルのケーキはホールサイズが基本で、デコレーションの色合いも緑や赤など、日本人にはどぎつく感じるものが多かったのですが、繊細な外見と可愛らしいサイズ、そして優しい甘さのケーキも見かけるようになりました。甘いものが大好きなブラジル人。コーヒー(cafè、カッフェ)と一緒にいただく
チョコレート(chocolate、ショコラッチ)、パーティーにつき物の一口サイズのお菓子、食後のデザート(sobremesa、ソブリメーザ)などなど、スイーツが登場する場面がたくさんあります。また、移民の影響もスイーツに表れています。例えば、イタリアの代表的なスイーツであるティラミス。イタリアからの移民が多いブラジルでは、少しブラジル風にアレンジされて浸透しています。
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