親が楽しく通える場所なら子供も楽しく通える
人から受ける影響が一番
子どもに一番影響を及ぼすのは、園の教育方針などではなく、娘に直接関わる担任の先生だと思っていましたので、園選びというより、担任を選ばせて欲しいと思っていました。私は英才教育というより自然流教育の方が好みですが、英才教育の幼稚園に通うことになっても、娘に直接関わる担任の先生の人間性が素晴らしければ、英才教育を受けても悪くないと思うのです。
ですが、現状は担任を選ぶことはできません。見学に行ってこの先生がいいと思っても転勤や退職もあります。だから悩みました。
まずは「○」「×」で考えてみた
まずは候補の2つの園の特徴を書き出し、「○」「×」をつけて見ました。例えば、「教育費が高いか安いか」「通園にかかる時間」「園の外の環境」「保育室の充実」「制服の有無」などなど。自分(親)が楽かどうかも重要なポイントです。
調べた結果、「○」の数が両者同率だったのです。ますます悩みました。そして至った結論は変わらない環境で選ぶしかないと思ったのです。
親の好みも重要になる
両方の園はともにバスがないので、親の送り迎えです。送り迎えをするということは、親同士の付き合いが少なからず発生します。私は自分がどちらの園の親たちと親しくなれそうかを考えました。教育方針を掲げている園に通わせている親というのは、やはりそれを好んで選んでやってくるのですから、好みが似ているわけです。そういう違いが園によってあると思います。幼稚園は必ずしも行かなければならない場所ではない
結局、私は家からは遠い、園バスのない森の中の幼稚園を選びました。そしてこんなに悩んで決めたところなのですが、娘が早生まれだったこともあり、3歳になってすぐ通わせるのを見合わせ、次の年から通わせました。
3歳の1年はアトリエに通ってみたり、幼稚園より小規模な子供の遊びの場に通わせたりしました。入園を見合わせたことで知り合うはずのなかった人と出会い、娘も私も一番の親友といえる人と今でも付き合っています。
園は義務教育ではありません。行かなくてもいいんです。そう思うといろんな選択肢が見えてきます。
幼稚園を選べるということが、まず幸せなことです。思いっきり悩んで自分がここだ! と思うところにお子さんを通わせてあげてください。親が楽しく通える場所なら子供も楽しく通えると思います。