SONARに同梱されれているz3ta+2を活用しよう
SONARユーザーであれば、ぜひSONARに標準で搭載されているz3ta+2(これで、ゼータ2と読む)を使ってみてください。z3ta+は、もともとだいぶ以前に、このAllAboutの記事でも紹介したことがありますが、現在はCakewalkによって買収されたrgc:audioという会社が開発した音源です。ウェーブ・シェーピング・シンセサイザと銘打たれていますが、これもBLUEやSynthMaster2と共通するマニアックさを備えた音源になっています。
こちらは6つのオシレータを組み合わせて使うようになっており、各オシレータはサイン波、ノコギリ波、パルス波といった波形のほか、ピアノ音やギター音などのPCM波形が60種類ほど装備されており、これを自由に組み合わせて利用することができるのです。
さらにユニークなのは、すべてのオシレータにウェーブ・シェイパーというものを備えていることです。ウェーブ・シェイパーというのは、オシレータの波形を自在に変形できるもので、その変形も14のアルゴリズム(WARP、TWIST、MULTIPOINT、SYMMETRY、DRIVE、WAVE、OFFSET、SHRINK、SELFSYNC、BIT REDUCTION、HIPASS、LOWPASS、DC-OFFSET、WINDOW)を用いて、いろいろと変えられるのです。
さらに、6つのオシレータを掛け合わせたり、足し合わせたり、いろいろなつなぎ方ができるので、何をどうすれば、どんな音が出てくるのかちょっと想像も付かないほどです。
現行のSONAR X2であれば上位のPRODUCERおよびSTUDIOに搭載されているので、もしまだちゃんと触っていないのであれば、この機会によくチェックしてみてください。また、もっていない人でも、Cakewalk Storeからダウンロード購入することもできるので、試してみてはいかがでしょうか?
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