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ケンカあり、スポーツあり、タイプ別青春映画BEST10!(4ページ目)

日本アカデミー賞が『桐島、部活やめるってよ』に決定して、2012年度の日本の映画賞も落ち着きましたね。『桐島、部活やめるってよ』は青春映画なので、今回は日本の青春映画を振り返ってみようと思います。自分の青春と重ね合わせて、ノスタルジーにひたったり、「バカだったなあ」と笑えたりするのが青春映画の醍醐味! ではいってみましょう!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド


体育会系男子たちが、スポーツで躍動する!

わかりやすい魅力に満ちているのが体育会系男子たち。まっすぐに突き進む一直線な感情が気持ちいい! またスポーツシーンのエキサイティングな魅力も同時に堪能できるのがスポ根映画のお楽しみでもありますね。


『バタアシ金魚』(1990年度作品)
水泳部のソノコ(高岡早紀)に一目惚れしたカオル(筒井道隆)は彼女に近づきたくて水泳部に入部。ソノコの視界に入って来るだけでなく、家にも上り込んで母親と仲良くなるカオルにソノコはノイローゼ寸前。カオルはソノコのためにオリンピックを目指すけれど、ソノコはストレスで体型に変化が……。時代が変わればストーカー扱いされそうなカオルの行動も筒井道隆の軽妙な芝居で愛すべき主人公になっているから不思議。水泳部が舞台だけれど物語は青春ラブストーリー。爽やかさと可笑しさがつまった気持ちのいい作品です。

監督:松岡錠司
出演:筒井道隆、高岡早紀、白川和子、土屋久美子、東幹久、佐藤オリエほか



『ウォーターボーイズ』(2001年度)
廃部寸前の男子高水泳部に美人の佐久間先生(眞鍋かをり)がやってきます。これまで鈴木(妻夫木聡)ひとりだった水泳部にワイワイと男子が集まりましたが、佐久間先生の目的は男子でシンクロをやること。部員は減っていき、逃げ損ねた鈴木ら数名の部員が、シンクロに挑戦することに……。男子がシンクロナイズドスイミングをするという実在する高校の実話をベースにした青春コメディ。文化祭で発表するために奮闘する水泳部員たちのドタバタに恋のスパイスも少々。最後のシンクロシーンは圧巻ですよ!

監督:矢口史靖
出演:妻夫木聡、玉木宏、三浦哲郎、近藤公園、金子貴俊、平山綾、眞鍋かをり、竹中直人ほか



『ピンポン』(2002年度作品)
卓球に絶対的な自信を持つペコ(窪塚洋介)と卓球は暇つぶしというスマイル(ARATA:井浦新)。でもそのスマイルがコーチに才能を見抜かれ特訓を受けることに。おもしろくないペコだったけれど、卓球場のオババ(夏木マリ)の特訓で腕を上げていく。そして大会の日、ペコとスマイルはそれぞれの対戦相手と熱い試合を繰り広げるけれど……。卓球シーンの臨場感溢れる映像は見もの。また、さりげなくも強い絆で結ばれたペコとスマイルの友情の行方もスリリングで見逃せない。原作は松本大洋の同名漫画、脚本は宮藤官九郎。

監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介、ARATA(井浦新)、サム・リー、中村獅童、大倉孝二、松尾スズキ、荒川良々、竹中直人、夏木マリほか


野球映画や青春ミュージカルなど、青春映画はほかにもたくさんあって、書ききれない~。また特集組みたいと思います!

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