就航から今まで欠航便ゼロ!
最後に、スクートに搭乗してみての感想をまとめました。シンガポール航空が立ち上げたLCCなので、かなり期待して搭乗しました。結果は好印象。チケットの販売方法も料金設定もすべてがLCCの王道といえるものですが、Web画面の使いやすさ、運行スケジュールの確かさ(なんと就航から今まで欠航はゼロ!)やフレンドリーなサービスに親会社であるシンガポール航空の「血」を感じました。時間に正確なのはやはり日本人にとって欠かせない要素です。
CAさんのサービスはカジュアル&フレンドリー
復路の台北発が早朝なのは体力的にきついといえばきついのですが、乗り継ぎ時間が短く、成田には朝の11時に到着するので、時間を有効に使って週末に旅行したいという人には魅力的なエアラインともいえますね。
シンガポールからの帰りの便は台北着が早朝のため、Duty Free Shopが開いていないのは残念でしたが、シンガポールへの行きの便では、台北着が午後2時頃なので、台湾で人気のウーロン茶など、Duty Free Shopでお土産も購入できます。
スクートでシンガポールまで飛んだら、スクートの姉妹LCC会社であるタイガーエアウェイズで乗り継げば、ホーチミンやコロンボ、クチン、ペナン、プーケット、ハノイ、プノンペン、インドのバンガロールなどにもLCC料金で旅行できます。試しに検索してみると、シンガポールーハノイ間が往復で1万4000円程度でした。安い! これは必ず近いうちに実現させて、レポートしたいと思います。
座席に関して私がオススメしたいのはエコノミーのスーパーシート(イエロー)。台北までならともかく、シンガポールまで飛ぶなら、多少高くても広い席で飛ぶと疲れ方が違います。同じ中長距離LCCのエアアジアXで羽田ークアラルンプールを飛んだ場合、足元が広い席(ホットシート)を利用すると片道4000円かかります。片道1800円プラスで済むスクートのスーパーシートはお買い得感が高いです。
ScootBizはもっともっとのんびりゆったり飛びたい人向きでしょうか。スーパーシートよりもさらに広く、機内食も機内エンタメもついているので至れり尽くせり。往路はともかく、復路はシンガポールの夜中発、台北の乗り継ぎが早朝というきつめのスケジュールなので、復路のみScootBizを使うという選択肢もアリだと思います。
これから期待したいのはWebサイトの日本語対応。ホームページはチケットの予約画面こそ日本語ですが、例えば座席や機内エンターテイメントについて詳しく知ろうとすると英語の画面に飛んでしまいます。これが日本語になると利用者の利便性はぐっとアップするはず。機内エンターテイメントも日本語プログラムがあるとうれしい。
いずれにしてもスクートはまだ就航して半年ほど。サービスはどんどんローカライズされていくと思います。今後に期待しましょう!
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