シンガポール航空の子会社LCCがやってきた!
2012年10月、成田空港に外資系のLCCが就航したのをご存知ですか? その名はスクート。シンガポール航空が立ち上げたLCCです。先日、このスクートを利用してシンガポールまで飛んでみました。感想を紹介する前にまず、スクートの概要を紹介しましょう。
スクートの創業は2011年5月。フルサービスキャリア(FSC)であるシンガポール航空の100%子会社で、シンガポールのチャンギ空港をベースにしています。
使用する飛行機はボーイング社のB777-200。LCCの多くはエアバスA320やB737を利用していますが、スクートがそれよりも大きいB777-200を採用しているのは、路線が短距離ではなく中長距離のため。中型機を使って4時間以上のフライトに特化した中長距離LCCがスクートなのです。フライト時間が長いため、LCCには珍しくビジネスクラスが設定されているのも特徴です。
成田からシンガポールにダイレクトに飛ぶと7時間かかりますが、スクートの場合、途中で台北に立ち寄るので、トータルのフライト時間は台北での乗降待ち時間を含めて9時間弱。
台北の桃園空港での乗り継ぎの際、窓から見たスクート。イエローカラーがフレッシュな印象
シンガポールまで飛ばずに、成田ー台北路線だけを楽しめるのもいい! LCCでは、関空をベースにピーチ・アビエーションとジェットスターアジア航空の2社が台北路線を開設していますが、成田ー台北のLCCはスクートが初。台湾好きの首都圏在住者にはうれしい限りです。
台北での乗り継ぎ時間は約1時間
スクートの成田ー台北ーシンガポールのタイムスケジュールは以下の通り(2013年10月26日までのスケジュール)<往路 毎日 TZ201>
成田発 12:10
台北着 14:20
台北着 15:35
シンガポール着 19:55
<復路 毎日 TZ202>
シンガポール発 00:55
台北着 05:40
台北発 06:50
成田着 11:00
台北での乗り継ぎ時間が短いですよね。往路は75分、復路は70分。私は無類の空港好きなので、乗り継ぎ時間が長くても全然平気ですが、ほとんどの方は短い乗り継ぎ時間を歓迎するはず。1時間なんて飛行機を降りて、所定の手続きを済ませているうちにあっという間に経っちゃいますから、これはかなり楽な部類のスケジュールといえるでしょう。
次に、座席について紹介しましょう。
>>LCCなのに座席が広い……!?