航空券/LCC(ローコストキャリア)

LCCのスクートで飛ぶ 成田-台北‐シンガポール(2ページ目)

2012年10月、成田にLCC(格安航空会社)のスクートが就航しました。路線は成田‐台北‐シンガポール。サービスの質では定評があるシンガポール航空(SQ)の100%子会社LCCだけに、おのずと期待が膨らみます。さて、実際に搭乗してみた感想は……!?

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

飛ぶだけ? 荷物を預ける? 機内食もつける?

スクートの座席は以下のように設定されています。

■エコノミークラス(370席)
  1. Fly...7キロ以内の機内持ち込み荷物+3キロ以内手荷物用の小さなバッグ
  2. FlyBag...上記+15kgまでの受託手荷物
  3. FlyBagEat...上記+機内食

スクートのエコノミークラス

エコノミーはFly、FlyBag、FlyBagEatの3種類。ネーミングもアイコンもわかりやすい

Webから予約すると座席の種類ごとにアイコンが表示されます。単に飛ぶだけだから「Fly」、荷物を預けられるから「FlyBag」、機内食がつくから「FlyBagEat」なんて、ネーミングもアイコンも一目瞭然。わかりやすいです。

エコノミークラスの座席は広さによって3つに分けられます。
  1. スタンダードエコノミーシート(ブルー) 260席
  2. スーパーシート(イエロー) 80席
  3. ストレッチシート(イエロー) 最前列30席

1. の座席ピッチは31インチ(78.7cm)。エアアジアやピーチのシートピッチは概ね28インチなので、それに比べると広いですよね。日本の大手航空会社の国内線と同水準です。もっとも、スーパーシートやストレッチシートは35インチ(89cm)なので、さらにゆとりがあります。この広さはちょっとしたビジネスクラス並。

ただし、広さイコール課金なり。Webで座席指定をすると成田-シンガポールの片道で360円~480円かかりますが、2. のスーパーシートを選ぶと1200円~1800円。ストレッチシートだと2950円~5950円プラスになります。

今回、私は往路で2. のスーパーシートを利用しましたが、身体的には実に快適な旅となりました。片道1800円、往復3600円かかっても、これは出すだけの価値があり。そう感じます。台北までならともかく、身体が大きい、楽して行きたい、窮屈なのはイヤという人にはお勧め。

■ビジネスクラス(32席)
ScootBiz...機内持ち込み荷物15kg+受託手荷物20kg+機内食

ScootBizの座席ピッチは8インチ (96cm) で、座席幅は22インチ(56cm)、リクライニングは20cm。フットレストがついています。正直なところ、ビジネスクラスというよりもプレミアムエコノミーといった印象ですが、やはりビジネスはビジネス。スペースにはゆとりがあります。

>>料金は安い? 高い?
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