レシピの整理には「OneNote」が最適!
ノート感覚でいろんなものをスクラップできるOneNote
試行錯誤の結果、たどり着いたのはマイクロソフトのOneNote。簡単にいうならば、昔よく使っていた新聞や雑誌の「切り抜き帳」がデジタルになってすごく便利になったようなものです。
OneNoteはありとあらゆるものが切り貼りできる!
私のレシピ整理術を簡単に説明すると、試作したレシピ記録用紙を写真に撮って画像データとして取り込み、OneNoteの1ページにその画像データを貼り付けます。同じページには、そのレシピの補足的な情報をペタペタと貼り付け、一緒に見れる状態にしておくわけです。その「補足的な情報をペタペタと貼り付ける作業」がシンプルでやりやすいのがOneNoteのよいところだと思います。WEBサイトの好きなところをワンクリックで切り抜きして、そのままの画像データとしてページに貼り付けることができますし(画像の下にサイトのURLも記載されます)、料理の動画だって同じページに貼り付けることができるんです!まさに切り抜き帳の手軽さと、パソコンの便利さが融合したような、使いやすいソフトだと感じます。
また、最新バージョンのOneNote 2013であれば、WEBページ全体を送信できるようになったり、画面に表示されているものであれば何でもクリップが可能になるなどの機能が強化され、“情報を切り抜く作業”がより充実しそうです。さらにExcel 2013がインストールされていれば、同ソフトで作成した表をインポートしたうえで、OneNote上で編集もできてしまうのです。また、ゼロからレシピ帳を作るのが大変という人は、無料で配布されているOneNoteのテンプレートを利用するのもいいかもしれません。(参考ページ1、ページ2、ページ3)
一つのレシピを作るにも、いろいろな情報が基になっていますよね。レシピの参照元だとか、使った調味料の情報だとか。私の場合だと、過去の自分の料理をアレンジしたものなら自分のレシピサイトの画像付きリンクを、レシピを作る前からチェックしていた食材の情報があればその情報を、お取り寄せの調味料を使った場合なら調味料メーカーのWEBページを、などなど、作ったレシピに関する情報をばらばらにせずに一つのページに一元管理するようにしています。
2回目に作るときにはOneNoteを検索して、1回目よりも美味しく作る!
私は1回料理を作ったら、上記のようにそのレシピに関するすべての情報をOneNoteの1ページにまとめています。そのページには、必要があれば「次回は○○してみる」などの改良点を入力したり、忘れずにチェックしたい箇所にはマーカーを引いて強調しておくなど、OneNoteの機能をフル活用して、2回目により美味しくするポイントも漏れなく記載するようにもしています。そして2回目に同じ料理や似たような料理を作る際にはOneNoteを検索して、一度見直してから作るんです。毎日数時間キッチンに立ち、たくさんのレシピを試作する毎日なのですが、料理ってほんとにちょっとした改良でぐっと美味しくなるものだな、とつくづく思います。やはり作ったレシピの「記録」と「整理」が次の美味しい料理につながるんですよね。なかなか習慣化するのは難しいかもしれませんが、記録と整理に慣れれば「あの時のあの味ができない……」なんてことはなくなり、少しずつですが確実に自分の好みの味に近づいていくはずです。ぜひ皆さんも一度試してみてください。
より詳しいOneNoteなどのOfficeソフトの使い方・活用術は、『楽しもう!Officeライフ』にもわかりやすくまとめられていますので、こちらも参考にしてみてください。
【関連リンク】
今回の記事に使用したノートPC
⇒NEC LaVie X