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料理生活を豊かに楽しくする!レシピ整理術(2ページ目)

料理をする人なら誰しもが再現したくてもなかなかできないレシピがあるのではないでしょうか。そんな問題を解決してくれると同時に料理も上達する、そんな料理生活がぐっと楽しくなる「レシピの記録&整理術」をご紹介します。

執筆者:冨田 ただすけ

まずはレシピを「正確に記録」する

料理中イメージ

A5サイズがメモしやすいけど料理の邪魔にならない、ちょうどよいサイズでした。しっかりとしたペンホルダー付きのものが使いやすいと思います

私は多い時で月に30~40品くらいのレシピを考えることがあります。しかもそれはすべて料理本や雑誌、WEBレシピサイトなどで後から「見た人が同じように作れるレシピ」としてアウトプットしないといけないものばかりです。

そこでレシピを正確に記録するために、カメラA5サイズのクリップボードを常にそばに置いて料理をするようにしています。

カメラはもちろん料理の工程と仕上がりの記録用。時には食材を量りにのせて、目で見た大きさに対する食材の重量などを画像データとして記録することもあります。

次にクリップボードには自作のレシピ記録用紙をはさみ、レシピを詳しく、正確に記録しています。レシピ名、実施日、材料、作り方、試食した感想や、参考文献などをメモするわけですが、大切なことは食材や調味料の分量、料理の手順、火加減、鍋の中の状態などを正確に言葉で記録しておくことです。

加えた調味料の分量は記録する人も多いのですが、「食材の大きさやグラム数」は見落としがちな部分かもしれません。例えば使った材料が「じゃがいも1個」という情報だと正確ではないんですよね。同じじゃがいもでも中サイズの100gなのか、大サイズの150gなのかで、ずいぶんと味や加熱工程に差が出てしまいます。

次にレシピを「できるだけ簡単に整理」する

リビングイメージ

最近はNECのLaVie Xのように超薄型のパソコンが増えているので、キッチンの隣のリビングでも手軽にパソコン作業ができますよね

料理上手になる確実な方法がひとつだけあって、実はそれは、前回のレシピからどれだけ調味料や調理工程を工夫するかという「正確な記録に基づいた味の改良を繰り返し行う」ことだと思います。

前回が「1Lの出汁に塩小さじ1を加えてまぁまぁのお吸い物だった」としたら、次回の改良は「塩を小さじ1と1/4にするか」「塩を精製塩から自然塩に変えるか」という改良で、より細かい自分の好みの味に少しずつ近づけていくわけです。

私のレシピ開発が完全にそういった試作方法なのですが、そのためにはレシピを「記録」するだけでは不十分で、レシピの情報を2度目の料理の時にすぐに見れるようにきちんと「整理」する必要があります。そこで、私はいつもリビングにパソコンを置き、作った後にパソコンにデータを取り込むという作業を一連の流れで行うようにしています。整理する方法を選ぶ上で大切なのは、面倒だと続かないので「できるだけ簡単に」というのも重要なポイントとなります。

ちなみに私は今回、NEC LaVie Xを使用しました。同機器は15.6型モニターを搭載したノートPCとしては、現時点で世界最薄のUltrabook。場所を取らないのでキッチンの近くに手軽に置けますし、Windows 8の特徴であるタッチ操作にも対応しているので、調理中にレシピの記録を確認したいときなどにも便利でした。


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