螺旋階段はもう夢ではありません
螺旋階段は生活にリズムを与え、家族のコミュニケーションを深めます(写真提供:カツデンアーキテック ・以下全て) |
広いワンルームにシンプルな金属製の螺旋階段。この組み合わせはデザイナーズマンションの定番スタイルになったといってもいいでしょう。ただし螺旋階段は特注で作られてきたため、一戸建住宅に使うには難しい所がありました。
そこで登場したのが、半既製品の金属製螺旋階段です。例えば三協立山アルミのアミス(アルミ製)や、カツデンアーキテックのモデリア、KDスパイラル(鉄製)などです。今回はカツデンアーキテックの製品を例に、これからの階段の可能性を見ていきましょう。
半既製品のメリット
手すりなどがすっきりとした、カツデンアーキテックの「モデリア」 |
半既製品の場合、デザインは決まっていますが、サイズなどはプランに合わせて制作されます。半既製品のメリットは、特注に比べコストが明確で安いことと、安全性が確保されていることです。
特注品の場合も充分に安全性を考えて作られていますが、出来上がるまで分らない部分もあります。その点半既製品は、充分な検証がされているため、出来上がってみたら踏み心地がグラグラするというような事はありません。
螺旋階段の長所をフルに活かすプランとは
吹抜け空間に螺旋階段を設置した例 |
一戸建住宅でいえば、やはりリビング・ダイニングが最適でしょう。螺旋階段はそれ自体が自立しているため、設置場所は自由で、吹抜け部分にも取り付けられます。またカツデンのモデリアという製品は、わずか1坪(約1.8×1.8m)のスペースに設置できます。
1階と2階を大きな吹抜けでつなぐことで、上下階の連続性が生れ、家族のコミュニケーションをより密にする効果も生れます。
次のページで、リビングにシースルー階段を設置するポイントを紹介。