住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

もう夢じゃない、螺旋階段のある暮し(2ページ目)

デザイナーズマンションなどで大流行のシンプルな螺旋階段。一戸建住宅でも手軽に使えるようになりました。家族のコミュニケーションが広がる階段の世界を楽しみましょう。

塩野 哲也

執筆者:塩野 哲也

空間デザインガイド

リビングをドラマティックに演出するシースルー階段

シースルー
シースルー階段には様々なデザインがあります。カツデンアーキテック・オブジェアサンダータイプ

このように階段は、上下階の移動手段としてだけでなく、空間演出やコミュニケーションの道具としても重要な役割をもつようになっています。

ここではシースルー階段を紹介します。従来の一般的な住宅プランは、廊下や玄関に階段室を設けることが多かったのですが、最近はリビングにシースルー階段を使うケースが増えています。

特に子供部屋が2階にある場合は、リビングに階段を設けることで、必ずリビングを通って2階にあがることになります。玄関脇に階段室があると、子供がいつ帰ってきたか分らない、ということもありますが、こうした事態も防げます。

リビング階段はデザイン性を重視しよう

ロフト用
珍しいロフト用階段オブジェア・ロフティー
問題になるのは階段のデザインです。鉄製階段は部品を薄く、細く作れるため、よりスマートな印象の階段が実現できます。しかしボルトや熔接の跡が目立つと、かえって無骨な印象を与えてしまいます。

例えばカツデンアーキテックの場合、一流の工業デザイナーによるデザインとジョイント部分の研究により、ボルトなどが外から見えないように工夫しています。リビングやダイニングから常に見えるものですから、出来るだけシンプルなデザインを選びたいものです。

デザイン性の高い階段は大きなオブジェともいえます。踏み板や手すりの仕様を変えることで、多様なデザインを楽しめます。またロフト用のはしご式階段なども、デザイン次第で使いやすさと安全性を高めることが出来るのです。

次回 は、階段と窓の関係について解説します。
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