子育て/子育てに役立つ最新心理学

食べない子を食べる気にさせるママのひと工夫(2ページ目)

食べない子に食への興味を持ってもらうのって本当に大変ですよね。そんな時、ついママはイライラしてしまいがちですが、実はママのイライラ顔は、逆に子ども達の食への抵抗感を引き上げてしまうということが分かりました。ママの表情と子どもの食欲の関係を、フランスの大学の研究結果とともにご紹介したいと思います。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

 子どもの食欲は周りの人の表情で大きく増減する

子どもは周りの人の表情に動かされやすい

子どもは周りの人の表情に動かされやすい

その結果分かったのは、
  • 女性がイヤそうな表情で食べていると、それが自分の好物であっても、子ども達は食べる気が失せてしまう傾向が強かった
  • 女性が嬉しそうな表情で食べていると、それが自分の苦手な物であっても、子ども達は食べたくなる傾向が強かった
  • 女性が普通の表情で食べていると、好きな物はより食べたくなり、嫌いな物はより食べたくなくなるという傾向が見られた
  • いずれの傾向も、8歳の子よりも5歳の子に強く見られた
  • 大人は、いずれのケースでも女性の表情に大きく左右されることはなかった
というもの。つまり、年齢が下がるほど、子ども達は、食べたい、食べたくないの判断を、周囲の人の食べる表情に依存する傾向が強かったのです。

大人からすれば、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、ですよね。相手が気持ちよく食べていたら嬉しいけれど、それで自分の好みが変わるわけではありません。でも、子ども達は違うのです。

>>次ページでは、なぜこのような結果が出たのか、その理由を見ていきましょう。

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