海がないチェコの人気食材 マス
ヨーロッパ大陸の中央に位置するチェコは、海に面していないため、海産物の料理がほとんどありません。でもその分、淡水魚の料理のメニューが豊富にあります。その中でも、マスはチェコ人がよく口にする食材です。ボヘミア地域の南部には人工池がたくさん作られており、マスの養殖が盛んに行われています。マスはチェコ人に人気のある食材として、レストランや家庭によって様々なメニューが、考え出されているようです。
その中でも、どんな人にでも好まれているレシピがフライです。カラッとあげたマスに、特製ソースをかけたり、ハムを散りばめたりしますが、最も一般的でシンプルな食べ方は、ギュッとレモンを絞ってパクリと食べます。
淡水魚は生臭いという先入観をもっている日本人も多いようですが、マスのフライには生臭さなど全くなく、白身魚のようなあっさりとした味わいです。
肉料理のメニューが多いヨーロッパ、チェコを数日間旅行していると、島国に育つ日本人は、たまには魚の味が恋しくなることがあります。そんなときには、マスの料理が最も手軽です。日本から醤油などを持参して和風に仕上げても美味しいかもしれませんが、チェコにいるときはチェコの流儀で料理を味わうのがいいですね。
勿論、チェコのビールにもしっかりと合います。