プラハを代表する優雅な広場
ロマネスクからゴシック、ルネサンス、バロック、ロココ、アールヌーヴォー、キュビスムを経て現代まで、ありとあらゆる時代の建築様式が混在する「建築博物館の街」と称されるプラハ。その心臓部にある「旧市街広場」は、その異名を裏付けるようにゴシック(ティーン教会、旧市庁舎、石の鐘の家)、バロック(聖ミクラーシュ教会)、ルネサンス(旧市庁舎)、ロココ様式(ゴルツ・キンスキー宮殿)の建築物がぐるりと広場を囲んでいる、ため息が漏れるほど美しい広場です。
広場の中央にはローマ・カトリックの堕落を批判したために火刑に処せられて殉教した15世紀の宗教改革者ヤン・フス像が建ち、白山の戦いでハプスブルクに敗れた反乱軍の指導者27名が1621年にここで処刑されるなど、歴史的事件の舞台でもあり、チェコの歴史を表からも裏からも見つめてきた旧市街広場。
現在はプラハを代表する観光スポットで、いつも観光客でいっぱいです。広場周辺にはカフェやレストランも充実しており、観光に疲れたときは優雅な広場を眺めながら極上のティータイム、というのもプラハならではの過ごし方だと思います。
但し、観光客相手の店の中にはちょっと怪しいところもあるので、注意してください。
■旧市街広場
住所:Staromestske namesti 480/24, 110 00 Praha 1
電話:+420-224-241-293
アクセス:Staromestska(メトロA線)から徒歩3分
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