チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地としても有名
ルドルフィヌムはプラハが誇るコンサートホールの一つで、ドヴォジャーク(ドボルザーク)・ホールを有する建物。建物正面には、ドヴォジャークの像があります。建物は多目的の文化施設として建てられましたが、現在はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団(Ceska filharmonie)の本拠地として特に有名です。
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団はその最初のコンサートをドヴォジャーク・ホールで、ドヴォジャーク自身の指揮で行ったことでも知られており、このホールでチェコ・フィル演奏の「プラハ・ワルツ」や「チェコ組曲」を聴くのはクラシック音楽ファンの憧れと言われています。
また、ルドルフィヌムは毎年5~6月に開催される「プラハの春音楽祭」では主要会場にもなっています。「プラハの春音楽祭」は1946年に始まったクラシックの国際音楽祭。毎年スメタナの命日である5月12日から約3週間開催され、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団がホストとして著名な音楽家やオーケストラを招待して行われ、期間中のプラハは大勢野音楽ファンや観光客で一層にぎわいます。
このルドルフィヌムでも、小ホール的な「Suk Hall」などまで使用して連日のようにコンサートが行われるので、音楽祭期間中は特にたくさんの素晴らしい音楽を聴くことができます。
建物の中に入るとすぐにセレモニーホールになっているのですが、そのスケールは圧倒的で、創り・装飾は芸術的。建築好きな人にもおすすめの場所です。
■ルドルフィヌム(Rudolfinum)
住所:Alsovo nabrezi 12, 110 00 Praha 1
電話:227-059-227
営業時間:月~金:午前10時~午後6時
公演日:午前10時~午後7時30分
定休日:土、日
公式HP:http://www.ceskafilharmonie.cz
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