知っておきたいチェコの季節(気候・イベント)と旅の服装

カレル橋。

カレル橋から見た旧市街の様子。百塔の街といわれるプラハならではのシルエット

せっかく旅行に行くのですから、その国のベストシーズンに訪れたいもの。この記事では、意外にハッキリしているチェコの四季について解説していきます。寒い寒いといっていたら急にぽかぽかした陽気となって春がやって来る。それが急に暑い夏となり太陽が照りつけ、そのあと短い秋が駆け足で過ぎ去ると、長くて厳しい冬が訪れる……というのがチェコの一年です。

このような四季がハッキリしているため、春には春の、夏には夏の、秋には秋の、そして冬には冬の魅力があり、四季折々でずいぶんとちがう表情を垣間見せてくれます。それはプラハに限らず、チェコの町ならどこでも同じことが言えます。

ただし11~3月にかけての冬の期間、とくに地方都市では城や博物館など、多くの観光施設が長期の閉館になります。オフシーズンになるため、宿泊施設も休むところが多いようで、慣れないと旅がしづらいかもしれません。しかしながら雪景色の街並みと言うのは非常に美しく、誰でもきっと目を奪われるはず。

ヨーロッパのご多分に漏れず、日曜日は店がどこも休みということが多く、難儀することもあります。チェコの場合も小売店は土日曜日休みのところが多いですが、スーパーマーケットや大型店、ショッピングモールなどは日曜日でも営業しているのでご安心を!

チェコの新年(1~2月)

カレル橋を彩る新年の花火

カレル橋を彩る新年の花火

プラハのお正月は、カレル橋越しにあがる打ち上げ花火ではじまるのが近年、恒例になっています。時間にして30分ほどなので、あっという間に終わってしまいますが、花火を一目見ようと、ヴルタヴァ川沿いなど、花火がよく見えるところには大勢の人が集まります。

日本のお正月のように、とくに新年を祝う習慣はチェコにはありません。祝日となっている元旦を過ぎれば、2日からはじまる会社も少ないほど。実質的にクリスマス休暇がお正月も兼ねているといってもよさそうです。

2月になると、チェコ各地でマソプストと呼ばれるお祭りがあります。これはチェコ版のカーニバル(謝肉祭)。近隣のドイツやスイスのカーニバルとはちがい、いつどのようにやるという統一はとくにありません。イースターの40日前(日曜日を除く)前後の土、日曜日に行われることになっています。イースターの日は毎年変わるので注意が必要です。

プラハおよびその周辺で町単位あるいは団体単位で、仮装をして練り歩くという、手作り感がある、楽しいお祭り。昼ごろから町の家々を門付けして回り、そのあと夜中まで飲めや歌えやの大騒ぎをするところもあります。

この時期、寒波が来るとマイナス20度前後まで冷え込むことがあります。天気予報には十分、気をつけてください。とくに夜から朝は冷えます。登山用の防寒着をうまく利用することをおすすめします。ただし、建物や公共交通機関のなかはしっかり暖房され、暑いくらいのこともあります。

<新年の祝日>
1月1日  年始休暇

<新年のイベント>
■1月1日 新年花火大会
ヴルタヴァ川に架かるカレル橋越しに打ち上げ花火が見られます。

■2月中 マソプスト
チェコ各地で開かれるカーニバル。プラハでも開かれますが、モラビア地方でとくに盛んだといわれています。