東京ドーム約15個分の広大な敷地の紫禁城
北京の見どころは沢山あります。その中でも中国の歴史・文化の象徴はここ、紫禁城(現・故宮博物館)。今回、広大な敷地を半日以内で廻れるおすすめコースをご案内いたします。紫禁城とは?
明清時代当時、皇帝のまつりごとと生活の場として使われていた場所。現在、故宮博物館として、建築物、遺物などが公開されています。総面積72.5万平米、東京ドーム約15個分の規模です。時間がない方必見!景山公園からの紫禁城360度パノラマ
まずは、有名な毛沢東の肖像画が掲げられた天安門。故宮博物館の南に位置します。ここをちら見したら、早速北へ。北京市内と紫禁城を一望できる「景山公園」は紫禁城の北に位置し、もともと、城を守護するため、人工的につくられた山だったといわれています。ちょっとした登山で頂上まで登ると、眼下に広がる紫禁城のスケールの大きさに圧倒されるでしょう。3時間~半日は見学できる方必見!故宮博物館コース
皇帝の玉座がならぶまつりごとの場「太和殿」龍紋がほどこされた黄金色の玉座が印象的。
「文化殿」徳化窯白釉観音座像、青花手杯(花心)など美しい陶器がおすすめ。
休憩処(乾清門周辺)
ゆっくりとできる休憩場所はここと出口付近しかありません。足に自信がない方は、こちらで一休止を。
皇帝一族の生活の場
「乾清宮」は皇帝の寝室。清代途中から皇帝の執務室としても使われていました。公の行事や皇帝の生活の展示などが見学できます。中国清代の歴史について不案内な方におすすめ。
「養心殿」は西太后政治の場として有名。天井に彫られた龍が、玉をくわえている様が印象的。
「西六宮」は西太后の居室。ラストエンペラーで有名な溥儀も使用していたという儲秀宮が特におすすめ。当時のままのきらびやかな内装、調度品は一見の価値あり。
「御花園」は幹が龍のようにのびた木など、不思議現象がみられる中華庭園。
以上、内部は、同じような景色がつづく迷路そのもの。計画を立てずに行くと迷子になる恐れも。よくプランをねられてから向かわれるとよいでしょう。
■紫禁城
住所:北京市西城区景山前街4号
電話:010-8500-7428
開館時間:8:30-17:00(冬季8:30-16:30)
URL:www.dpm.org.cn/index1280800.html
■景山公園
住所:西城区景山西街44号
営業時間:6:00-20:30(冬季6:30-19:30)
■故宮博物館
住所:東城区景山前街4号
営業時間:8:00 -16:00(冬季15:30)
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