子供の教育/勉強できる子どもとできない子ども違い

頑張り過ぎない教育(2ページ目)

「子供にジャンルを問わず様々な経験をさせる」ことは、子供の成長にとってとても大切なことです。しかし、その結果、分刻みの多忙な生活を送っている方も多いのではないでしょうか。このようなリズムで毎日生活することは、保護者の皆さんのストレスの増加や子育て疲れを招き、子供の人格形成や親子関係にもマイナスに働く場合があります。今回は、子供たちの将来にとってプラスに働く、頑張り過ぎない教育方法をご紹介します。

森 大輔

執筆者:森 大輔

子供の教育ガイド


親の役目は手本を見せること

本人に任せることは、「子供に任せる=放置する」ということではありません。親の役目は、「子供の手本となること」。子供は、赤ちゃんの時から、親の言動を見聞きして、それを真似ることで学習をしていきます。親からよく話しかけられている赤ちゃんは、言葉を話し出すのが早いですし、親が常に子供に笑顔で接している家庭の子供は、やはり笑顔溢れるこどもに育ちます。また、親が朝早く起きて読書をしている家庭は、自然と、子供も早く起きて読書をするようになっていきます。

子供の手本となることは、子供の学習に繋がるだけでなく、皆さん自身をより魅力的な人間に成長させ、人生をより充実したものにしてくれるのではないでしょうか。

量より質にこだわる

最後の「頑張り過ぎない教育」ポイントは、量よりも質にこだわるということです。「時は金なり」という言葉の通り、時間は貴重なものですから、より効率の良い教育方法を取りたいものです。今回は、質を追求するためのコツを2つご紹介します。
  • 小分けにする
例えば塾の宿題やピアノの練習をするときなど、一日でいっぺんにするよりも、毎日小分けにしてする方が、知識や技術を定着させるための時間は、短くてすむでしょう。また、その方が子供たちへの負担も少ないはずです。
  • ゴールデンタイムを活用する
これは、「朝勉強」のススメ~朝は勉強のゴールデンタイム~でご紹介したことですが、朝の方が脳の活動は活発であり、学習がはかどります。また、寝る前は寝る前で、暗記ものをするためのゴールデンタイムです。このようなゴールデンタイムが活用できれば、より効率よく学習ができるでしょう。

教育は一日にしてならず

今回は、「頑張り過ぎない教育」についてご紹介しました。教育は、すぐに成果が出るものでもありません。また、目の前の結果ばかり求めることが、子供の幸せにつながるとは限りません。頑張りすぎず、生まれ持っている子供の力を信じて、長い目で見守ってあげることも素晴らしい教育方法ではないでしょうか。
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