医学部は4年制ではなく6年制
2年分他の学部よりも学費がかかります
ここ20年ほど医学部は学費も偏差値も上がり続けていたそうですが、2008年に順天堂大学医学部が約900万円/6年間の学費減額を試みた頃から、私立大学で学費減額の傾向が見られています。2012年度にさらに学費を減額し、発表当時、私立医科大学で最も学費が低い大学になった、との発表もしています。2013年度は東邦大学医学部、昭和大学医学部も数百万の値下げを発表しました。しかし、減額傾向でも総額として学費は他学部よりかかりますし、教科書代(専門書なので高めのものもある)、実習費(白衣などの道具、交通費など)など細かく見えないお金もさらにかかります。ところが実際には教科書は先輩から譲り受ける、図書館で必要な箇所だけコピーする、など工夫次第でお金をかけないようにすることもできるそうです。
都内私立大医学部に進学した知人曰く、地方出身者の場合は家賃、通学費など生活費がばかにならないと嘆いていました。そしてやはり金銭的に余裕がある学生も一定数いるため、普通に付き合っていると交際費がかさむとのこと。
学費のない医学部を利用しよう
医学部の高い学費を貯めなくても大丈夫です。学費が必要ない学校を選べばいいんです。防衛医科大学(埼玉県)、自治医科大学(栃木県)、産業医科大学(福岡県)は、卒業後一定期間は指定の職務に就くことを条件に、学費が無償もしくは貸与となります。防衛医科大学にいたっては防衛省職員となるので、毎月一定の手当て、年2回の期末手当までもらえます。