貯金ができる人の3つの共通点
貯金できる人は、「目標」、「仕組み」、「ルール厳守」の3つが備わっている。
■貯金目標を持っている
きちんと貯金をするには、明確な目標が必要です。「○○(目的)をするために、○○(期限)までに、○○万円(金額)必要なので貯金をする」といったように、明確な目標は、貯金をする動機づけとなり、モチベーションの維持に必要不可欠です。「貯金しよう!」「貯金しなきゃ……」と言っているだけの段階では貯まりません。お金から目を背ける思考パターンが自然と出てくるのは、明確な目標による動機付けが弱いからなのかもしれません。
■ルール・仕組みを持っている
目標を持っただけでは貯金はできません。目標を達成するために、毎月○万円、ボーナスで○○万円貯金をする、予算の範囲内に支出を抑える、積立定期を利用する、といった自分なりのルールや仕組みを作る必要があります。
ルールや仕組みというと、家計をがんじがらめに管理して、息苦しいイメージを持つかもしれませんが、節約するところはしっかり節約し、使うところはしっかり使うという、メリハリのあるお金の使い方をすることも、貯金を長続きさせるためのルールの1つです。
■ルール・仕組みを守る
ルールや仕組みを作っても、きちんと守らなければ貯金できません。例えば、給料日に自動積立定期をセットしている人がいたとします。月末になって、手元のお金が少なくなると、せっかく自動積立をした定期預金を解約して、下ろしてしまう場合、毎月自動積立で○万円貯金する、というルール・仕組みを自ら壊してしまっていることになります。そんな時、「今月は、飲み会の誘いが多かったから」とか、「残業が少なかったから」とか、自分の都合のよい言い訳をしていないか、改めて振り返ってみましょう。
夫婦で目標を持ち、ルール・仕組みを作り、ルール・仕組みを守るには?
ガイド平野は、FP(ファイナンシャル・プランナー)として、相談にいらした方のライフプランとマネープランをお作りしています。家族のライフプランなので、ご夫婦と面談をすることが多いです。お子様の教育資金や住宅購入資金、老後の資金など、いわゆる人生の3大資金をどう準備するかという話になると、将来のライフプランを伺いながら、将来の収入・支出、貯蓄残高などをシミュレーションします。すると、将来安心して暮らしたり、夢や目標を実現したりするためには、どのくらいのペースで貯金していけば良いか、その目安を知ることができます。それが自分たちのライフプランを実現するための明確な貯金目標となるのです。夫婦でライフプランとマネープランを作る過程を通して、貯金をする目的・目標をしっかり2人で共有することができます。そうすれば、目標を達成するために2人でルールや仕組みづくりを話し合い、作ったルールや仕組みは自然と守るような意識が働くのです。
■ライフプランづくりは、いつやるの? 今でしょ!
貯蓄ゼロから脱出するためには、少し遠回りに思えるかもしれませんが、夫婦で自分たちの人生を見つめ、ライフプランを考えることから始めた方が、実は、最短ルートなのです。ライフプランづくりは、いつやるの? 今でしょ!
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