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インフレ防衛策として今からできること

アベノミクスによるインフレ政策は、企業が潤っても個人の懐には還元されない可能性が高いと考えています。だからこそ、個人は防衛しなければなりません。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

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アベノミクスの物価上昇の対策をどうする?

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アベノミクスの弊害は物価上昇

アベノミクスによるインフレ政策は、企業が潤っても個人の懐には還元されない可能性が高いと考えています。だからこそ、個人は防衛しなければなりません。

ひとつは金利上昇対策です。

インフレになれば、金利の上昇を招きます。住宅ローンなどを変動金利で組んでいる家庭の負担増になるということです。変動金利で家計を組み立てていて、現在もギリギリの状態ならば、住宅ローン破綻する人が激増する可能性があります。今後は、固定型金利の採用や、負債の圧縮といった備えが必要ではないかと考えています。

インフレに備えるという意味においては、物価連動型の投資信託などが選択肢に入っていくるでしょう。あるいは、インフレの恩恵を受けやすい企業の株、金やプラチナの延べ棒、鉱山開発企業など資源関連銘柄なども有望ではないかと思います。

さらに、輸入物価高対策として、外貨預金など海外資産への投資も視野に入れます。もし、さらなる円安になれば、輸入製品の価格も上昇し、私たちの可処分所得を圧迫します。

家計を守るという意味においては、さらなる固定費の圧縮です。なぜかというと、固定費は収入の増減に関係なくかかる経費です。しかもいったん削減すれば、その効果は特に何もしなくても、長期にわたって得られるため、ストレスになりません。家賃、通信費、水道光熱費、会費といったものです。

インフレが起きる前に自分の金融資産や固定費の見直しをしておきましょう。

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