7速DSG搭載のコンパクトカーが100万円を切った!
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はVWポロ(現行)をご紹介したいと思います。丸目の旧型に対して、「ミニゴルフ」と言ってよいほど兄貴に似たシャープな外観を与えられました。全長3995mm×全幅1685mm×全高1475mmと日本の5ナンバーサイズにも収まるコンパクトカーで
現行型のポロが日本に導入されたのは2009年10月のこと。それから3年以上が経ち、中古車の最安値は新車時価格の半額以下である100万円以下まできました。この価格帯なら軽自動車や国産コンパクトカーと同じですからね。かなりおいしいのではないでしょうか。
最初に日本へやってきた現行型ポロは1.4トレンドライン。1.4Lのエンジンに、VW自慢の7速DSGを搭載したモデルです。この7速DSGは旧型ゴルフの後期及び現行ゴルフに搭載されているデュアルクラッチトランスミッション。プロドライバーよりギアチェンジが素早くてAT限定免許でも運転できる、クラッチペダルのないMTです。
さらに2010年6月にはエンジンを1.2L+スーパーチャージャーへと変更。このエンジンは、同年4月に兄貴分ゴルフにも追加された「ダウンサイジング」を象徴する新エンジンです。つまりエンジン+ミッションが兄貴と同じになっちゃったわけです。
日本の小型車ではまだまだ導入が遅れていますが、VWはこのクラスにも横滑り防止装置のESPや、サイドエアバッグなど6つのエアバッグを標準装備。加えてユーロNCAPで最高の5つ星を確保した堅牢なボディで乗員を保護します
同時に、名前にTSIが付きました。さらに装備の違いでグレードが2つとなります。それまでの1.4トレンドラインを引き継ぐモデルが1.2TSIコンフォートライン、アルミホイールやフルオートエアコンを装備した上のグレードが1.2TSIハイラインです。
ちなみに1.4トレンドラインの時点で「VW過去最高の17.0km/L(10・15モード燃費)」と謳っていたのに、その半年後には早くも1.2TSIによって記録を更新し、20.0km/L(10・15モード燃費)となりました。
それでも軽自動車や国産コンパクトカーと比べたら、燃費の数字は今一つ物足りないと思います。しかもハイオク仕様ですしね。まあ、スペックだけで比べるならポロをはじめ、たいていの輸入車は不利です。
しかし、それを補ってもあまりあるほど、ポロはその小さなボディに魅力をたっぷりと詰め込んでいるんです。特に「初めての輸入車」にはピッタリ。最近この手の車では同社のup!が売れていますが、ポロの中古車のほうが安くて私としてはオススメです。
ではどんなところがオススメなのか。次ページ以降でさらに詳しく見ていきましょう。