もやし

安くて美味しい栄養も豊富なもやしは、一人暮らしに嬉しい食材。もっと美味しく食べる方法を探してみました

もやしは、一人暮らしの食卓には欠かせない食材。一年中安く手に入り、その値段や弱々しげな見た目に反して、栄養も豊富に含まれています(参考記事:家計が厳しい時こそ栄養豊富なもやしで凌ぐ)。

そんな一人暮らしの強い味方ではあるけれど、調理をすると、その特徴であるシャキシャキ感、パリッと感を残して、美味しく仕上げるのが意外と難しい。そこで今回はどうすればもやしを簡単に美味しく食べられるかを大実験。本当に美味しい『茹で方』『炒め方』を探してみました。


もやしを美味しく茹でよう

サラダやナムル、ラーメンに添えたり、時にダイエット食として麺の代わりに使うこともできる茹でもやし。ただ、普通に茹でてしまうと、水っぽくなったり、柔らかくなりすぎて独特の歯ごたえがなくなってしまうことがよくあります。

では、どうやったらシャキシャキとした歯ごたえを残しつつ、美味しく茹でられるのでしょうか。インターネットで検索すると、シャキシャキに茹でる方法がいくつも出てきますが、どれがベストかはやってみないとわかりません。

そこで、いざ実験! 次の6つの方法で試してみました。

■お湯から茹でる
■水から茹でる
■電子レンジで茹でる(蒸す)
■油を足して茹でる
■塩を足して茹でる
■油+塩を足して茹でる



最も美味しいもやしの茹で方はコレだ!

■「お湯から」vs「水から」vs「電子レンジ」
まず最初に試してみたのが「お湯から茹でる」「水から茹でる」「電子レンジで茹でる(蒸す)」という方法です。
もやし

奥・水から茹でる、左・電子レンジで茹でる、右・お湯から茹でる。見た目では違いがほとんどわかりませんが…

3つの方法でほぼ同時に茹で上げ、茹であがった瞬間に食べてみたところ、あまり違いがよくわからず、いずれもシャキシャキ感あり。ところが、5分ほど時間が経つと、違いが歴然。

電子レンジは、次第に特有のもやしのニオイが出てきます。また、歯ごたえのあるものと柔らかすぎるところに差が出てきて、茹であがり(蒸しあがり)が均一ではないことも気になるところ。

さらに、お湯で茹でたものは時間とともにグニャグニャして、歯ごたえがなくなります。柔らかく茹でて調理したいというのであればいいですが、ここで目指すシャキシャキ感はなし。

最後までシャキシャキ感を残していたのが、水から茹でたもやし。写真でも少しわかるかもしれませんが、見た目にも最も白っぽさが残っていました。

「お湯から」vs「水から」vs「電子レンジ」結果は…水から茹でる!】
野菜を茹でるというと、お湯からというイメージが強いですが、もやしは「水から」がおすすめ!

■「油を足して」vs「塩を足して」vs「油+塩を足して」
「水から茹でる」のが最もシャキシャキ感を残せるということがわかったところで、次は何かを足して茹でたらどうなるかという実験をしてみます。いずれも水から茹でるところは変わらず、その水に「塩」「油」「塩+油」を足して試してみました。
もやし

奥・「塩+油を足して」、左「塩を足して」、右「油を足して」。見た目ほとんど変わらず、同じような写真ですみません…。でも、味は結構違うのです!

まず、800ml程度の水に油を小さじ1程度加えたもので、もやしを茹でてみました。茹であがりの見た目からピカピカして、ハリがあるように感じます。食べたときも、水だけで茹でたものより、明らかにパリッとした食感を感じます。油っぽさは特に気にならず、とても美味しい。

次に、800ml程度の水に塩を小さじ1程度加えて茹でた場合、シャキシャキ感はあるものの、ハリのある感じは油を足したものに加えて落ちます。そのまま食べたとき、塩気があって美味しいですが、水で茹でただけの状態とそれほど変わらないように思いました。

最後に、800ml程度の水に塩と油各小さじ1を加えて茹でたら、そのまま食べて十分おつまみになりそうです。ハリと塩気がほどよく、シャキシャキ感をしっかり残しつつ、もやしの中まで味が入っていて、今までの茹でもやしとは違った美味しさです。

「油を足して」vs「塩を足して」vs「油+塩を足して」結果は…塩+油を足して!】
油分や塩気があると料理によっては合わない場合もあるかもしれませんが、そのままシンプルに食べてもとても美味しい「塩+油」がイチオシ!


もやしを美味しく炒めよう

もやしは茹でるだけでなく、炒めて食べるのも美味しい。もやしを使った野菜炒めなどは、簡単で野菜もたっぷり摂れるため、一人暮らしの定番料理とも言えるでしょう。でも、水気を出さずにシャキッとしたまま炒め上げるのは、なかなか難しいもの。どうやったらシャキシャキとした歯ごたえを残しつつ、美味しく炒められるのでしょうか。

いざ実験! 次の4つの方法で試してみました。

■湯通しして炒める
■片栗粉をふって炒める
■低温でじっくり炒める
■鉄のフライパンで短時間炒める



最も美味しいもやしの炒め方はコレだ!

■「湯通し」vs「片栗粉」vs「低温じっくり」vs「高温短時間」
もやし

もやし炒めは「高温短時間」が圧倒的美味しさ。もやし好きには鉄のフライパンを常備するべし

インターネットで炒め方を検索したところ、「高温で短時間がいい」「低温でじっくりがいい」など、相反するような情報も出てきました。これは実験のしがいがあります。いずれも炒めたあと、ひとつまみ程度の塩を振って食べてみました。

まずは、さっと湯通ししたもやしを炒めてみました。水っぽさもなく、シャキシャキ感もあって、何も考えずに炒めていたときよりははるかに美味しく感じます。ただし、他の方法と比べると、少し時間が経つと、ややシャキシャキ感が失われ、柔らかさが出てくるようです。

次に、片栗粉をまぶしてから炒める方法です。片栗粉でコーティングされることで、もやしから水分が出てきにくくなるのか、また片栗粉に水分が吸収されるのか、炒めたあともパサパサした見た目で歯ごたえはいいです。気になっていた粉っぽさは感じませんが、食感が普通に炒めたもやしとは違い、何かがまぶされている感はあります。ただ、塩と片栗粉と合わさるせいか、他の方法と比べて、最ももやしに味がなじんでいるように感じました。シンプルなもやし炒めとは違うところがありますが、他の肉や野菜などと一緒に炒めるときなどには、味がしっかりつく分美味しいのでは、と思います。

続いて、2分ほど低温でじっくり炒めたあと、水気が出てきたら、一気に強火で水気を飛ばして、炒め上げるという方法。じっくり炒めているうちに柔らかくなりすぎるのではという懸念がありましたが、食べてみるとシャキシャキ感がちゃんとあり、美味しい。

最後に、鉄のフライパンを使い、煙が出るほど油をよく熱したところにもやしを入れ、一気に30秒ほど炒めるという方法を試しました。これは見た目からして最もピーンとはった炒めあがり。香ばしい油の香りももやしによく合い、食欲をそそります。シャキシャキ感も一番強く、塩を入れただけなのに本格中華の風味と味。ただ、フッ素樹脂加工のフライパンしか持っていない場合、煙が出るほど加熱するとフライパンの傷みが激しいので、難しい方法かもしれません。

「湯通し」vs「片栗粉」vs「低温じっくり」vs「高温短時間」結果は…高温短時間!】
鉄のフライパンを持っているなら、高温短時間で炒めるのがおすすめ! 持っていないなら、低温でじっくり炒めてから、最後に強火で水気を飛ばす方法がシャキシャキ感あり。


最も美味しい“茹で”&“炒め”もやしで作る超簡単料理

■もやしのナムル
もやしのナムル

シャキシャキのもやしのナムルがあっという間に完成

ごま油と塩を加えたお湯でもやしを沸騰するまで茹でて、ざるにあけます。おろしにんにく(チューブタイプで可)と黒すりごま、すでにもやしにも塩気がありますが、足りなければ塩を足して、和えるだけ。

手順も材料もとてもシンプルだけれど、とっても美味しいシャキシャキのもやしのナムルが完成。ご飯が進みます。

■もやしの食べラー炒め
もやしの食べラー炒め

箸が止まらなくなる、シャキシャキ&香ばしいもやし炒め

食べるラー油の油の部分だけを鉄のフライパンに入れて、煙が出てくるくらいまでよく熱し、そこにもやしを入れて、30秒炒めます。お皿に盛り付けて、食べるラー油の具も一緒に上から一垂らししたら、できあがり。

香ばしい風味が食欲をそそるもやし炒めが完成。食べるラー油には味がしっかりついているので、他には調味料要らず。クセになる美味しさです。

【関連記事】
もやしの冷蔵&冷凍保存術




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。