相談者は3姉妹の母Eさんです。悩みは娘さんたちの洋服が混ぜこぜになって、いつも片付かなくて困っているということでした。そこでガイドがEさん宅に伺って、そこで行った片付け方をご紹介します。
片付かないのは引き出しのせい?
子供なりに洋服へのこだわりがあるから、自分で管理できるようにしたい
たたんだ洋服をしまうには引き出し収納が良いとおススメしていますが、実は誰にとっても使いやすいとは限りません。片付かない原因として、元に戻さないから散らかるという点以外に、収納が使いにくいということが考えられます。そこで今回は、子供自身が出し入れしやすい収納とは?ということを頭に入れて、片付けをスタートしていきます。
Eさん宅の3姉妹は11歳、5歳、1歳。長女と次女は、洋服を自分で出して着ているそうで、洋服の多くは押入れにある引き出しに収納しています。そこで子供たちの行動から気付いたことをEさんに尋ねてみました。すると、「洋服を出し入れする際に、中身をほじくりかえしてぐちゃぐちゃにしてしまう」とのこと。さらに、その引き出しの状態を確認すると次のような問題点が出てきました。
- 洋服で満杯になっているので開閉しにくい
- 引き出しケースが押入れ用のロングサイズで重たくて開閉しにくい
- 布団を敷いて寝るので布団に引っ掛かって開けにくい
こうした使いにくい状況では、大人でも出し入れが億劫になるのが分かります。そして次に、引き出しケースの中身を点検することにしました。すべてを出してみると、一つの引出しに姉妹の洋服が混ざって入っていたため、3姉妹別に分けながら着ない服を分ける作業を進めていきます。子供たちが不在なので、Eさんが判断することになるのですが、着る服と着ない服の区別にEさんが迷い始めます。
迷う理由は次のページをご覧ください。