病気の予兆に気づき早めに処置しよう

うさぎは本来、適した環境なら10年以上生きられる長生きな動物です。一緒に暮らし、いつもの様子を知っていると、ちょっとした違いに気づくはずです。いつもとは違う様子の時は病気のサインかもしれません。早めに処置をしてあげてください。病気の予兆と思われるものを最初に挙げておきます。
  • 下痢をしていないか
  • 便秘をしていないか
  • おしっこの色や量は正常か
  • 涙目になっていないか
  • 鼻水が出ていないか
  • よだれを垂らしてはいないか
  • ぐったりしていないか
  • 息が荒かったり、鼻が詰まったような様子はないか……
などなど。

■index
  • うさぎの食欲がない
  • うさぎの排泄物の異常
  • うさぎが横になってぐったりしている
  • うさぎは四足で立っていても、具合の悪いときもある
 

うさぎの食欲がない

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あたちは食欲いっぱいよ

人間でもそうですが、身体のどこか具合が悪いと、食欲が落ちますよね。うさぎも同様です。あげたペレットや牧草が全く減っていない、いつも食べるものを食べない、好きな食べ物を差し出しても食いついてこない……。食べたいという欲求が見えないときは「どうしたのかな?」と、注意深く観察してあげてください。
しばらくしても食欲が戻らない場合はかかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。

【病気の予兆サイン】
  • あげたペレットや牧草が減ってない
  • いつも食べるものを食べない
  • 好きな食べ物を差し出しても食いついてこない
 

うさぎの排泄物の異常

排泄物は、うさぎからの健康のメッセージです。普段の糞や尿の様子をよく知っておき、変化が起きたら、うさぎの体内でもなにか起きていると考える有効な手段になります。

■糞
個体差はありますが、健康なうさぎの糞は、まん丸く、牧草色から茶色または黒色で、適度な湿り気も含んでいるものをころころっと排出します。

また『盲腸糞』と言って、ぶどうのように粒がくっつきあった糞もします。これは栄養を取る大事な糞で、うさぎ本人が排出部に口をつけて食べますので、そのまま摂取させてやってください。

しかし、このようないつもの糞の形状ではなく、形がいびつだったり、繋がっていたり、色が急に変わっていたり、水分が多かったり、量が極端に少ない……と普段と明らかに違う時は、うさぎの体内に何か変化が起きているかもしれませんので動物病院に連れていきましょう。重大なサインを見逃さないでください。

【病気の予兆サイン】
  • 形がいびつな糞
  • つながっている糞
  • 牧草色、茶色、黒色以外の糞
  • 水分が多い糞
  • 量が極端に少ない

■尿
健康なうさぎの尿は透明から黄色、赤茶色などの色です。食べたものによって変化するときもありますし、縄張りを主張するときには匂いの強い、濁った尿をするときもあります。普段を知り、普段の状態と違う尿が出たときは、気をつけてあげてください。

そして、異常が認められたときは、早めに動物病院で診てもらってください。その時、この糞や尿を持っていくと参考になると思います。

【病気の予兆サイン】
  • 普段と違う『色』、『匂い』の尿が出たら
そのほか、どんな状態のとき気をつける?
 

うさぎの様子がおかしい時

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くつろいでるの。

■横になってぐったりしている
うさぎは、健康かつ、気持ちの良い時も、横になって寝ます。しかし、あきらかに具合の悪いときの寝方は、ひとめでわかると思います。表情がうつろであったり、力がなかったり、手足を力なく伸ばしていたり、息が早かったり。異常だと感じたら、早めに動物病院へ連れて行ってください。

■4足で立っていても、具合の悪い時もある
私が飼っていた2頭目のうさぎは、不正咬合※で、病院で歯の処置をしてもらった翌日、四足で立って顔も上げ、きりっとしていたのですが、痛みに耐えていたのでしょう、小刻みに震えていました。見てあげようとしても遠くへ走っていってしまい(室内で放し飼いでした)、近くで見てあげることすらできない状態でした。しかし、この数日後、このうさぎは亡くなってしまいました。ぐったり寝そべっていなくても、具合の悪い時はあるのです。うさぎの、痛みを隠す性質をその時知っていたなら、もっと別の対処ができたと悔やまれてなりません。

※不正咬合(ふせいこうごう)……歯並びや噛み合わせが悪く、正常に噛むことができない歯の状態

 

いつもの様子をよく観察しましょう

■うさぎを観察する時のチェックポイント
  • 牧草やペレット、好きな食べ物はちゃんと食べるか
  • 糞の形や色、水分量に異常はないか
  • 尿の色、匂いは普段通りか
  • いつもと様子がおかしくぐったり横になっていたりしないか

たまたま食事を残したからといって「病気か?」と考えず、うさぎの身になって考え、心の声を聞いてあげてください。
人間だって、毎日毎日同じごはんを同じ量食べていたら、飽きてしまうでしょう。うさぎも同じです。ペレットや牧草の種類をたまに変えてみたり、うさぎにとって安全なさまざまな種類の野菜を与えるなどしてみてください。

うさぎも、単種のものがずっと好きなうさぎと、たまに違うものを口にしたいうさぎがいます。うさぎにも個体差がありますので、その個体をよく知り、普段の様子をよく観察しましょう。そして、おかしいと感じたら、かかりつけの動物病院を受診しましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。