国花と国章、シャムロックとハープ
マメ科のシャムロックはアイルランドの国花
シャムロックとハープはどちらも国を象徴するモチーフ
セントパトリックス・デーの記事でもご紹介した、アイルランドを代表するモチーフのひとつ緑の三つ葉のシャムロック。セントパトリックがシャムロックを手にしながら三位一体を説いたことでも有名ですが、そもそもケルトでは3という数字が神聖なものとして考えられていたと言われています。そのため3つの葉を持つシャムロックも重要なものとして捉えられいたそうです。現在は国花として登録されているだけあって、お土産グッズにとどまらず、ラグビー代表のユニフォームのデザインに使われていたり、国営の航空会社「
エアリンガス」のロゴにも使われています。
シャムロックの見た目は、日本人からすると三つ葉のクローバーとかなり似ていますよね。ガイドの経験上、この間違いは要注意です。実はアイルランド人の前で数回クローバーと呼んでしまったことがあるのですが、アバウトさが常のアイリッシュの友達が即座に訂正してきたのが印象的でした。国のモチーフですから当たり前なのですが、この時は正直驚きました。お土産屋さんでも、三つ葉のクローバーでなく、シャムロックと言うようにしましょう。
ハープとトリニティカレッジの深い関係とは
それと同じくらいアイルランド的モチーフとして多用されているのがハープのモチーフです。こちらは国章でもあるため、アイルランドのパスポートの表紙にもデザインされています。また、ダブリンをはじめとするアイルランドの街を歩いていると、大きな石碑に刻まれているような目立つものから、さりげなくレリーフの中にデザインされているものまで、かなりたくさん見受けられます。旅をしながらちょっと目を凝らしてハープモチーフを探してみるのも面白いかもしれません。
それでは、
アイルランドで見るべきハープ、
ハープモチーフが取り入れられているアイルランドの身近なものを見てみましょう。