そこで今回は、この春から社会人となる新入社員が就職のため、名古屋から東京まで引越し、一人暮らしをする場合のお金をシミュレーションします。地域や物件などによって金額は異なりますが、事前に用意しておくべきお金のタイミングや計算方法などを参考にしてください。
部屋探しの交通費&宿泊代
交通費や宿泊費は高速バスやカプセルホテルなどを利用すると格安。ただし、女性は安全面も考慮して。
日帰りで下見をすることもできますが、複数の不動産会社を回り、じっくりと部屋探しをするために、一晩ビジネスホテルに宿泊すると想定しました。
■新幹線往復
名古屋―東京 片道10,070円×2=20,140円
■その他移動にかかる交通費(概算)
10,000円
■宿泊費
4000円
(小計 34,140円)
申込金(預り金)
「ここに住みたい!」という部屋が見つかったら、不動産会社に申し込みをします。そのときに、仮押さえとしての意味あいで、1万円~家賃1か月分程度のお金を申込金として支払うのが一般的です。あくまで預り金なので、契約が成立しなかった場合は返還され、成立した場合もその後支払う契約金の一部として当てられますが、せっかくいい部屋が見つかったのに、手持ちがなくて、すぐに申し込みができなかったというのでは残念。自分が希望する家賃の1ヵ月分程度(ここでは家賃の希望額を6万円とします)のお金を手元に用意しておくと安心です。
■申込金(預り金)
60,000円
契約時
敷金礼金は減る傾向にありますが、人気のある部屋ほど高いもの。余裕を持っておくと、希望に近い部屋に住める可能性がアップ
不動産会社によりますが、契約前に振込などで支払うことも可能です。大きな額になるので、大金を持ち歩きたくない人は相談してみましょう。
■賃貸契約にかかるお金
60,000円×4ヶ月-60,000円(預り金分)=180,000円
次のページでは、引越代・生活必需品にかかるお金・状況にかかる交通費・収入があるまでの生活費についてシミュレーションします