炭水化物の摂取に偏っている
実は気付いている人が少ないのが、こちらの原因です。毎食、野菜やたんぱく質などおかずをしっかり食べている人よりも、朝食はパンだけ、昼食はパスタ、夕食は丼もの、というように常に食事の中心が炭水化物、というスタイルで食事をしている人の方が過食を招いているのは明らかで、それは、炭水化物中心の食事は血糖値の変動が激しいことが原因です。炭水化物(=糖質)を集中的に食べると血糖値が一気に上がり、そしてその勢いで今度は血糖値が急激に下がります。そうなると強い空腹感に襲われ、また炭水化物を集中的に食べてお腹を満たす、そしてまたお腹が空く、というように血糖値が急激に上がったり下がったりを繰り返すことで常に体が満足感を得られずに過食につながるのです。このタイプの人の解決策は簡単です。ご飯やパン、麺類だけで食事を済ませるのではなく、毎食きちんと野菜や肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質食品を揃えておかずをたくさん食べることです。そうすることで血糖値の変動がゆるやかになり、空腹感に悩まされなくなります。実際、糖質制限を実践している人は、以前よりも空腹を感じにくくなったと言っています。一度、食事日記を1週間分書き出して自分の「食の癖」を見つけ出してみましょう。過食の原因は炭水化物に偏った食事にあるかもしれません。以上の4つが主に挙げられる過食の原因です。日頃と違う食欲の増加がみられるときは必ずそうなった理由があります。過食の原因を探ることでダイエットの対策ができるようになるので、日頃から自分の体に耳を傾けてみましょう。