コタキナバル/コタキナバルのグルメ・レストラン

コタキナバルのグルメ

首都クアラルンプールのあるマレー半島部に対し、「東マレーシア」とよばれるボルネオ島。その北部に、コタキナバルはあります。海に面した街で、マーケットに行けば水揚げされたばかりの魚介類がずらり!シンプルな蒸し料理から旨辛のサンバルソースを塗った焼き魚、フィッシュカレーまで、豊富なシーフード料理が街の自慢です。

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

毎日食べても飽きない豊富なシーフード料理

ララのサンバル炒め

ララ(あさり)のサンバルソース炒め。旨みのあるピリ辛味で、ビールやご飯にぴったり!

コタキナバルのシーフード

水槽の前で、食べてみたい食材を選ぶ

魚好きの日本人なら「ここに住みたい!」と思うぐらい、コタキナバルはシーフードパラダイス。それも無数の調理法で味わえるので、何度訪れても飽きません。気分に合わせてビールのつまみにしたり、白いご飯のおかずにしたりと調理法を変えて楽しみましょう。ただ、シーフード専門店にはメニューの無い店も多く、初めて行くと戸惑ってしまうかも。ここでは、注文方法を詳しく教えます!

 

    帆立のガーリック蒸し

    帆立の旨みたっぷりのガーリック蒸し

  1. まず水槽の前で、好きな食材(貝類・お魚)を選び、お店の人に注文する。具体的には、食べたい水槽を指でさして、貝類なら量(グラム、または何人前)を告げる。魚や蟹は1匹単位での注文になる。
  2. 調理法を告げる。あっさり食べたいならスチーム(蒸し)で。貝類ならスチーム withガーリックがおすすめ。ピリ辛の料理にしたいならサンバルソースで。玉葱の甘みがあるコク深いサンバルで食べれば、アジアの香りたっぷりの料理になる。蟹なら、塩卵の黄身で炒めたエッグヨークソース、ピリ辛のチリソース、パンチのあるブラックペッパーソースなどがおすすめ。
  3. 調理法が決められないなら、「What do you recommend?」とお店の人に尋ねて教えてもらおう。英語の答えが分からなければ、身振り手振りをつけて何度も聞き返すこと。ニコニコと笑顔で答えてくれる。
  4. 値段は、水槽近くにグラム単位の値段が記載されている。魚や蟹の場合は1匹単位の注文なので、グラムを測ってもらい値段を教えてもらう。少人数の場合は、小さめの魚を選ぼう。
  5. 上記の食材の値段に、調理代(10~15リンギ)をプラスしたものが料理の値段になる。

  6.  

イカンバカル

魚の炙り焼き「イカンバカール」。サンバルソース添え

ガイドのおすすめの店は、コタキナバル中心部にある「スリ・セレラ」です。夕方になるとテーブルが並ぶ屋台村で、小さなお店がいくつもあり、その前に水槽がずらり!運がよければ、中央のステージで先住民族のダンスショーが開催されていて、写真撮影もできます。ほかにも「ポート・ビュー・シーフード・ビレッジ」や「オーシャン・シーフード・ビレッジ」など有名店が多数。地元の人に聞いて、小さな屋台にシーフード料理を食べに行くのもいいでしょう。

<DATA>
■Seri Selera(スリ・セレラ)
住所:Sedoco sq, Kampung Air .88300
営業時間:15:00~翌2:00
アクセス:コタキナバル中心地

コタキナバルでしか食べられない野菜

サバベジ

サバの代表的な野菜、サバベジ。コリッとした茎の食感が特徴

サバベジ

サバベジ、サユマニスの葉の卵炒め

コタキナバルのあるサバ州でしか栽培されていない野菜があります。通称サバベジ、マレー語で“甘い野菜”という意味のサユ・マニス(Sayur Manis)です。茎の部分を食べることが多く、空芯菜よりも歯ごたえがあります。塩胡椒とにんにくで炒めただけのシンプルな味つけか、アミ海老を発酵させた香ばしいブラチャン炒めで食べます。茎ではなく葉っぱを食べる料理もありますが、こちらは葉の筋が残るので、おいしいというよりも興味深い味、といったところです。

 

チキンライス、バクテーなどのマレーシア名物料理も堪能

カヤパン

伝統的なカヤトーストの調理法。左にある炭火で食パンを炙る

マレーシア名物のチキンライス、バクテー、ナシレマ、カヤパンなどの料理も多数あるので、色々食べてみてください。カヤパンは伝統的な炭火で炙る店もあり、香ばしさに心が躍ります。ちなみに、マレー半島ではワンタンミーとよばれる人気の麺料理は、コタキナバルではコンローミー(干粉麺)とよばれています。暑いなかでもつるっと食べられる汁無し麺。コンローミーのファンは多いので、見つけたらぜひトライ!
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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