節分の思い出はどんなものがありますか?
ご自身が体験した節分行事を思い出してみましょう!節分にどんな事をしましたか?
学校行事に節分はありませんでしたか? どんな豆を撒きましたか? 給食にはどんなものがでましたか?
また、家庭ではどんな料理が出ましたか? 豆まきでは誰が鬼になりましたか?
地域や家庭によって、さまざまな節分ルールがあるのではないでしょうか。
今度はその思い出を子どもに受け継いでもらいましょう。是非、ご自分に質問してみてください。「節分に、子供と一緒に楽しめる食育って何だろう?」きっと、一人ひとり違う答えが出てくるのではないかな?と思います。
そもそも節分って何?
ここで、節分行事について簡単に整理をしてみましょう。立春(旧暦の新年)の前日の事を節分といいます。季節の変わり目・年の変わり目に邪気払いをするために鬼に豆をまく行事を行い、新年を幸多きものとなるように願っていました。(昔から鬼は邪気・厄の象徴とされてきたそうです)また、鬼は鰯の生臭さと柊(ひいらぎ)の葉のトゲに弱いことから、鰯と柊で作った焼嗅(やいかがし)を玄関先に飾る文化もありました。現在は自宅の中に飾る、または飾らずに鰯を食べるご家庭は多いかもしれませんね。
家庭でできる【節分×食育】
豆まきをする、鰯を食べる、恵方巻を作る・食べる、など、やり方はさまざまだと思いますが、何となく実践するのではなく節分行事の由来をお話してみませんか?昔の大晦日にあたる日なのよ。鬼を退治することで健康や幸せを願うのよ。鬼は鰯の匂いが大嫌いなんだって! だから鰯を食べるのよ…など、物語を自作してお話してあげるのもいいですね!
節分に関する食材・料理のお話
鰯と柊で作った焼嗅(やいかがし)を玄関先に飾り、鬼の侵入を防ぎます。
大豆は悪霊を祓うのに最適とされており「魔(ま)を滅(め)する」、また炒り大豆を使うことで「魔を射る(魔滅)」にも通じ、鬼退治には炒大豆が一番とされています。
■鰯
鰯の臭いは鬼が苦手とするものです。柊と一緒に玄関先に吊るすことで鬼の侵入を防ぎます。
■恵方巻
昔、大阪では節分の時期にお新香の海苔巻きを食べ、商売繁盛を願っていたそうです。現在では願い事が叶う、無病息災などをもたらすとされ、七福神にちなんで7種の具が入る、福を逃さないように切らずに丸かじりする、吉方を向き黙って食べるとよいとされています。
いかがでしたか?
私の故郷、南九州では落花生で鬼退治をします。今でも節分といえば落花生です。地域独特の風習はおもしろいですね!
「節分に子どもと一緒に楽しめる食育」思い浮かびましたか? 各家庭・個人に合ったものでOK! 楽しんで実践してくださいね。