よく考えたい食品添加物

よく考えたい食品添加物

よく考えたい食品添加物

おおもとをたどると昔から、食品を長持ちさせる、色や香りを良くする目的で、塩や煙、植物の実や葉などを食品に加えており、これが食品添加物の始まりと言われています。その後、私たち現代人の生活の変化に伴い食生活は変わってきました。より早く、もっとおいしく、さらに簡単にというニーズに応えるように、加工食品の製造には、多くの場合食品添加物が使われています。

内閣府食品安全委員会が「食の安全性に関する意識調査(H25)※」国政モニター調査を行ったところ、食品の安全性の観点から不安を感じているものとして84.4%の人が「食品添加物」を挙げています。

いまや避けてはとおれない食品添加物について、なぜそれが使われているのかをきちんと分かったうえで食品を選び家族や子供たちに食べさせているでしょうか? ここでは理解しておきたい食品添加物の基本的な知識をポイントをおさえてご紹介します。

【参考引用文献】
※内閣府食品安全委員会平成25年度 食の安全性に関する意識調査

食品衛生法で定める食品添加物について

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現在の日本の法律では、食品添加物は厚生労働大臣が指定したものだけを使うことができます。

食品衛生法第4条第2項では、「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう。」と定義しています。

現在日本の法律で指定されている添加物は421品目、既存添加物名簿に収載されているもの365品目、天然香料612品目です。(H23年9月時点)

食品添加物の主な種類

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食品添加物の役割には、次の4つがあります。
・食品の製造や加工のために必要な製造用剤
・食品の風味や外観を良くするための甘味料、着色料、香料など
・食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など
・食品の栄養成分を強化する栄養強化剤


食品添加物の主な種類と使いみちは以下の通りです。
■甘味料
食品に甘みを与える (例:キシリトール、アスパルテーム)
■着色料
食品を着色し、色調を調整する (例:クチナシ黄色素、コチニール色素)
■保存料
カビや細菌などの発育を抑制、食品の保存性を向上 (例:ソルビン酸、しらこたん白抽出物)
■増粘剤、安定剤、ゲル化剤
食品に滑らかな感じや粘り気を与え、安定性を向上 (例:ペクチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム)
■酸化防止剤
油脂などの酸化を防ぎ、保存性をよくする (例:エリソルビン酸ナトリウム)
■発色剤
ハム・ソーセージなどの色調・風味を改善する (例:亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム)
■漂白剤
食品を漂白し、白く、きれいにする (例:亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム)
■防かび剤
輸入柑橘類などのかびの発生を防止する (例:オルトフェニルフェノール)
■香料
食品に香りをつける (例:オレンジ香料、バニリン)
■酸味料
食品に酸味を与える (例:クエン酸、乳酸)
■調味料
食品にうま味などを与え、味を調える(例: L-グルタミン酸ナトリウム)
■乳化剤
水と油を均一に混ぜ合わせる (例:植物レシチン)
■pH調整剤
食品のpHを調整し、品質を良くする (例:DL-リンゴ酸、乳酸ナトリウム)
■膨張剤
菓子などをふっくらさせ、ソフトにする (例:炭酸水素ナトリウム、焼ミョウバン)

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食品添加物の食品表示については、原材料名のところに、使用した重量割合の多い順に記載されています。食品表示の中から食品添加物を正しく読み取って食品を選ぶことはとても大切です。こちらの食品基本の記事に詳しく書いていますのでぜひ参考にして下さい。

【参考】親として知っておきたい!食品表示の基本


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