マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

誰も教えてくれない間取りの見方7. 広さの目安(4)

主寝室、子ども部屋の広さの目安は? リビングダイニングに広さを求めると、しわ寄せがくるのは寝室と子ども部屋の広さではないでしょうか。どのくらいの広さがあれば、快適に生活できるのでしょうか。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

前回「誰も教えてくれない間取りの見方6. 広さの目安(3)」に引き続き、各部屋の広さの目安をみていきましょう。
 

主寝室の広さは洋室なら7.5畳前後、和室なら6畳

夫婦が同室で、ツインベッドとサイドテーブルを置き、2畳程度のウォークインクロゼットを設けるとしたら8畳程度は欲しいところです。とはいえ、75平米の間取りとなると、7.5畳の広さをとるのも難しいことがあります。その場合はベッドをツインからダブルに変更して対応することになります。ダブルベッドなら6.5畳でもなんとかなるでしょう。

一方、布団なら4.5畳のたたみ部分と、1.5畳の押入れあわせて最低6畳あれば事足ります。畳部分が6畳もあればゆったりと暮らせます。子どもが小さいうちは親子で川の字で寝ることもできますし、布団をたためば何にでも使えるスペースに早変わりするので、和室はあると便利です。

洋風志向の昨今、たいていの場合、リビング・ダイニングに隣接している和室は、インテリア性に欠けるとの理由で減少傾向にありますが、琉球畳のように縁のないものであればフローリングやカーペットとも調和するので、融通のきく和室はおすすめです。

夫婦別室の場合は、シングルベッドを置くとして、4.5畳の部屋が2室、合計9畳は必要になってしまいます。この広さであればウォークインクロゼットは0.5畳くらいしかとれません。狭くてもひとりになれる空間がほしいのであれば、収納の不足や置きたいモノが置けないということをある程度は我慢しなければなりませんね。
 

子ども部屋で勉強するなら5.5畳、寝るだけなら4.5畳、、、次のページ 

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