もも肉の持ち味を生かした至極のレシピ
鶏もも肉は、脂を多くんでいますので、素材として合うものと合わないものがあります。揚げ物にすると、油が倍増されてしつこくなるきらいもあります。
ここでは、もも肉の皮はパリッとこんがり、お肉はジューシー、もも肉の素材としての持ち味を最大限に生かし、それでいて簡単なレシピをご紹介します。
材料(2人分)
- 鶏もも肉 2つ
- 塩(場合によっては黒コショウ)
作り方
- グリルで焼きますので、熱が均等に伝わるように、もも肉の筋を切りながら厚みを平らにします(皮は切る必要はありません)。
- 塩を振ります。振ってかけてもいいし、すり込んでもいいでしょう。量は、焼き魚に塩を振るよりちょっと多めです。
- 焼きます。焼く時間の目安は、季節やグリルの火力にもよりますが、5分から10分程度です。肉側に4割ほど火が通ったと判断したら、裏返します。今度は、皮にちょっとこんがり焦げ目がつくくらいまで、時々覗きながら焼きましょう。同時に、油が火に焼かれていい香りがしてくるはずです。
- 盛り付けます。グリルから肉を取り出し、そのままの向きで(皮を表にして)洋皿にのせます。次に包丁で、8等分~10等分ぐらいに切ります。大きめに切ったほうが豪華に見えますし、肉汁もあまり出ず、冷めにくくなりますね。
- お好みでコショウをかけますが、あまりかけるとコショウの風味ばかりになってしまいますので、ほどほどに。
焼くときの注意点
- 塩を振って長時間置くと、肉の水分や肉汁が塩に吸われてしまいますので、塩は焼く直前に振ります。
- 焼き物は、盛り付けたときに上に来るほうを先に焼きますが、ここでは反対です。盛り付けたときに皮が表にきますが、パリッとした状態で盛り付けたいので、皮を下にして焼きます。
私は簡単で、すぐできて、もも肉の持ち味を生かしたレシピには、これ以上のものはないと思っています。