2013年 ドラクエ、モンハン、ポケモンの代わりはいる?

ポケモンの図

ワールドワイドでキラーコンテンツになる、ポケモンの新作が登場。ポケモンの代替商品があるのか、というのがポイントです(イラスト 橋本モチチ)

さて、2012年、3DSは大きく躍進を遂げました。ちなみに3DSの本体1,000万台突破は、98週で達成。これはニンテンドーDS(以下DS)よりも2ヶ月程遅い達成となります。DSには及ばないものの、発売から半年のもたつきを考慮すれば、相当挽回をしたことが分かります。ちなみに、子どもから圧倒的支持を得て当時の携帯ゲーム機市場を掌握していたゲームボーイアドバンスは125週かかっていたりします。

では、2013年はどうなるのでしょう? 2013年、スマートフォンやタブレットPCの普及はますます加速していくことが予測されます。また、ソーシャルゲーム市場に関しても、その成長スピードこそ緩くなってはきましたが、依然として大きな存在感を持つであろうことは想像に難くありません。今度こそ、3DSはこれらのゲームと競合して、売れなくなるのでしょうか?

ガイドは、おそらくそうはならないだろうと考えています。3DSのこれからのラインナップを見れば、2013年2月に、ドラゴンクエスト7のリメイク、春にはトモダチコレクション、夏にはモンスターハンター4、そして10月にはポケットモンスターシリーズの最新作「ポケットモンスターX・Y」が登場する予定です。どのタイトルも100万本以上売れて全くおかしくないポテンシャルを持っていますし、ポケットモンスターX・Yに至っては500万本クラスの超大型タイトルです。加えて、どうぶつの森もまだまだ長くじっくりと売れていくでしょう。これらの代わりになるコンテンツが、どこにあるのか、ということですね。

ゲーム業界の市場というのはゲームのソフトコンテンツによって形成されています。同じゲームという名前がついていても、ハードウェア同士が似たような機能を持っていたとしても、ソフトコンテンツの方向性が違えば市場の動きも全く違うのです。購入層そのものが違う場合も当然ありますし、ソーシャルゲームだとか、スマートフォンで手軽なゲームアプリを遊んでいたとしても、どうぶつの森が面白そうで、どうしても遊びたければどうぶつの森を買うのです。逆に言えば、3DSが苦戦した発売から半年程は、どうしても遊びたいソフトが欠けていたということでもあります。

そして、3DSがこれだけ売れた2012年も、スマートフォンやソーシャルゲームはその市場を大変な勢いで拡大させているわけで、少なくとも2012年においてはこれらと3DSはニーズが違ったのです。

近年、ゲームが専用機のパッケージソフトだけではなく、実に様々な形で提供されるようになり、大変な多様性を生みました。しかし、それらをゲームというだけでひとくくりにして考えると、目の前で起こっていることが分からなくなります。ゲームはゲーム、似たようなもの、というわけにはいきません。

お金を出してゲームを遊ぶ人は、自分の遊びたいゲームを遊びたい、この当たり前のことをもう一度思い出すと、ゲーム業界の動きはより鮮明に見えてくるかもしれません。

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