暮らしの歳時記/冬の行事・楽しみ方(12~2月)

行ってみたい!おもしろ節分祭5選(2ページ目)

節分の行事は、1年の邪気を祓い福を呼び込むための行事。各地の節分祭で厄祓いしても良いですね。そこで今回は、一度は行ってみたい特色のある節分祭を5つピックアップしてみました。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド


【京都】壬生寺「厄除節分会」

壬生狂言

かねや太鼓に合わせて演じるため、地元では「壬生さんのカンデンデン」という愛称で親しまれています

新撰組ゆかりの地として有名な壬生寺では、厄除節分会で「壬生狂言」を観ることができます。

「壬生狂言」とは、壬生寺で演じられる無言劇で、鎌倉時代に円覚上人によって創始されました。もともとは仏教をわかりやすく説くためのものでしたが、大衆娯楽として発展し、現在は重要無形民俗文化財に指定されています。

狂言はコメディですし、身振り手振りの無言劇はパントマイム。「壬生狂言」は節分、4月、10月の3回公演されますが、節分のときだけ無料となり、「節分」という演目が楽しめます。

また、厄除節分会で炮烙(ほうらく。素焼きのお皿)を買って奉納し、4月の壬生狂言の演目の中で割ってもらうと、厄が落ちるとされています。

壬生寺
京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31番地
「厄除節分会」 2月2日~4日 (壬生狂言は2日・3日)


【京都】吉田神社「節分祭」

吉田神社節分祭

追儺式では、怒り、悲しみ、苦脳を表す赤、青、黄の鬼を正義の使者「方相氏」が祓います

吉田神社では、平安時代から宮中で行われていた「追儺式(ついなしき)」が古式に則り伝承されています。

また、吉田神社独特の「疫神祭(えきじんさい)」や、直径5メートル、高さ5メートルの巨大な炉で古いお札を焼く「火炉祭(かろさい)」、節分祭のみに授与される梔色(くちなしいろ)のお札など、伝統を誇る吉田神社ならではの見どころがあります。

こうした伝統的な行事に加え、豪華賞品が当たる「抽選券付き厄除け福豆」も大変な人気で、境内にはおよそ800店もの露店が並び、京都の一大行事として大変な賑わいをみせます。

吉田神社
京都府京都市左京区吉田神楽岡町30番地
「節分祭」 2月2日~4日

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