アイルランド/ダブリン

ダブリン街歩きのコツ(2ページ目)

ダブリンはコンパクトな街なので、街歩きを楽しみながらいろいろな名所を回れるのが魅力です。今回は、街歩きをする時のちょっとしたコツをご紹介します。

執筆者:原 貴子

リフィーリバーに架かるユニークな橋

ハーフペニー2

夜のハーフペニーブリッジはひと際美しい

オコンネルブリッジのように国の英雄や文豪の名前を冠した橋、そのほかちょっとした歴史を伝える橋など、ダブリンには面白い橋がたくさんあります。今回はその中からユニークなものいくつかをご紹介します。

ハーフペニー2

ハーフペニー・ブリッジは小ぶりながら通行量はかなりのもの

まず、オコンネルブリッジのすぐ横にある小ぶりな橋ハーフペニー・ブリッジ。その昔、橋を渡る通行料としてかつての通貨1ペニーの半分「ハーフペニー」を渡す必要があったのでこの名前になったという言い伝えがあります。

小ぶりながらも、エレガントでかわいらしいフォルムで、リフィリバーに架かる橋の中でも存在感たっぷり。とても有名な橋なので、昼間は記念撮影をする人でごった返している場合もあります。すんなり行き来をしたいという人はその隣、オコンネルブリッジから2つめの橋であるミレニアムブリッジを渡ることをおすすめします。ミレニアムブリッジは歩行者のみが通行でき、なおかつ横幅も広めの橋なので渡りやすいですよ。

ジェームスジョイスブリッジ

シンプルなスチールのアーチがモダンな印象のジェームス・ジョイスブリッジ

2つめの橋は比較的新しいジェームス・ジョイスブリッッジ。オコンネルブ リッジから数えて西側の6つ目の橋になり、言わずと知れたアイルランドを代表する作家の1人、ジェームス・ジョイスの名前を冠した橋ですね。

傾いたデザインのスチールのアーチが近未来的な印象さえあるのですが、そのユニークな佇まいが周囲の素朴な建物と不思議と調和しています。南側の橋のたもとにはジョイスの短編作品「ダブリン市民」の中の一遍に登場する建物「ジェームス・ジョイスハウス」がありますので、こちらの外観もあわせて見てみると面白いかもしれません。

ジェームス・ジョイスブリッジはダブリンの中心地からは少し離れており、この橋のためだけにここまで歩くのはよほどのジョイスファンでなければおすすめしませんが、橋からギネスストアハウスがちょうど5分ほどの所にあるので、中心地から川沿いを歩き、この橋を見物してからギネスストアハウスに行けば、ムダがなく回れるルートになります。

次ページではオコンネルストリートに鎮座する巨大モニュメント・スパイアの意外な使い方をご紹介します。

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