結婚式の費用は、ほとんどの場合が予算オーバーになっている。そうならないためのポイントは?
とはいっても、大半のカップルは結婚式の費用が予算オーバーになっているようです。「新生活のスタートはこんなはずではなかった……」とならないように、予算の立て方や予算管理のコツをご紹介しましょう。
プランからでなく「いくら払えるか」で予算を決める
式場の下見に行く前に、結婚式にかけられるお金をしっかりと確認しておきましょう。こんな結婚式がしたい、これ位の結婚式を挙げないと……と想像し、その結婚式を実現するためにいくら必要と決める人がいます。この、結婚式ありきの予算決めは危険ですよ。結婚式にかかるお金はピンからキリまであります。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2012年度版」によると、挙式、披露宴・披露パーティ総額の平均は343万円ですが、実際の分布は50万円未満から700万円以上まで広範囲にわたっています。
結婚式の費用はこんな式がしたいという思いも大切ですが、まずは「いくら払えるか」で決めるのが無難。結婚には、式以外にも新婚旅行や新居、家具や家電製品など費用がかかることがたくさんあります。結婚式以外の費用やバランスを決めてしっかりと予算を決めることが大切です。
親からの援助、ご祝儀も含めて考える
「結婚トレンド調査2012 首都圏」(ゼクシィ 結婚トレンド調査2012 調べ)によると、挙式や披露宴・披露パーティの費用として、親・親族からの援助があった人は69%で、その援助総額の平均は187万円となっています。結婚式といえば両家のイベントと考える人も多くいます。また、親のほうが「結婚式はこうあるべき」と考えをもっているところもあるでしょう。そんな時は、親から費用を援助してもらうことも視野にいれましょう。
また、披露宴をすると出席者からご祝儀をいただくことになります。同じく「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」によると、ご祝儀の平均は226万円とのこと。このデータでの招待客の平均は73人ですから、単純に1人あたり3万円ほどになります。また、かかった費用総額が343万でした。ご祝儀が226万円なら、117万円の出費となります。招待客の人数からおよそのご祝儀を予想し、式全体の予算を決めましょう。
見積り以外のお金の明確さを重視
予算が決まれば、あとはその予算内で式を挙げることを考えます。会場の見積もり時に、予算の金額をしっかりと伝えます。実際に支払う費用は、見積費用より高額になるのがほとんどです。お料理やお花、衣装のグレードアップや見積にはなかった費用(写真やビデオ撮影、司会者など)の加算などが考えられます。
見積り以外にどこまで費用が増えそうかを具体的に教えてくれる会場を選ぶようにしましょう。
予算と会場が決まっても油断してはいけませんよ。次のページで結婚式の費用が予算内におさまるコツをご紹介します。