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年越し蕎麦を食べに 古拙(こせつ)【湯島】

しなやかで繊細……。感動すら覚える、蕎麦の名店をご紹介します! 今年の大晦日に食べる、年越し蕎麦はココに決まり!

菜々山 いく子

執筆者:菜々山 いく子

ランチガイド

 今年の年越し蕎麦はこちら!

年の瀬も押し迫ってきた今日この頃、大晦日に食べるものといえば? そう、年越しそばです。今年はどこの店にするか決まりましたか? 今回紹介するのは、ミシュランで星を獲得した蕎麦職人が生み出した、奇跡の蕎麦をご紹介します! 

古拙(こせつ)」。この店名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。そう、以前は銀座に同じ名前の店がありました。その店は日本橋に「仁行」として移転オープン。その姉妹店として、昨年11月に開業したのがこちら。

個性あふれるつまみが勢揃い

年の瀬ということで、昼からお酒もいいでしょう。こちらは、おつまみも充実しているのもうれしいところ。蕎麦粉を使った、オリジナリティあふれる一品をまずはご紹介。
桜海老と薩摩芋のそば粉かき揚げ(1200円)

桜海老と薩摩芋のそば粉かき揚げ(1200円)

 ビールのおつまみに打ってつけなのが、桜海老と薩摩芋のそば粉かき揚げ(1200円)。直径20センチはあろうかという、特大かき揚げです。特徴は小麦粉の変わりに蕎麦粉を使用していること。サクサクを頬張れば、油とあわさることで、さらに広がっていく蕎麦の香り。そこに桜海老の香ばしさが抜群の相性を生み出しているのです。たっぷりの三つ葉で爽やかさをプラス。
そばの芽のサラダ巻き(780円)

そばの芽のサラダ巻き(780円)

 さて、お次は女性好みのおつまみを。そばの芽のサラダ巻き(780円)。具をつつんでいる生地に注目してください。ほんのり茶色。そう、これは蕎麦粉を水でといて焼き上げたものなのです。厚めのガレットとでもいいましょうか。具に使用しているのはトマトに生ハムと、かなり洋風。

ほおばると、ふんわりもっちりとした生地に、シャキシャキの蕎麦の芽の食感が加わり、トマトのフレッシュな酸味、生ハムのほどよいコクと塩分が重なり合う逸品。蕎麦粉の風味には、個性あふれる食材もまとめ上げてくれる懐の深さがあるのです。

さて、次のページでは驚きの蕎麦をご紹介しましょう!

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