DTMに必要なもの
どんな音楽を、どんな流れでつくりたいのか、イメージしてみましょう。楽器ができて演奏を録音してつくっていくのなら録音に強いものを選ぶべきだし、エレクトロ系/フロア向けなら、ループに強いものを選ぶといいと思います。
■最低限必要なもの
まずパソコン。それなりのマシンスペックが必要で、
- CPU:今ならi5とかi7とか
- ハードディスク:7,200rpm以上
- メモリ:4GB以上(8GB以上をお勧め)
お手持ちなら、仕様を確認してみてください。
次にDAW(アプリ)です。いろいろありますが、
- 共通系:Cubase、Protools
- Windows:SONAR、Acid、live
- Mac:Logic、dp(Digital Performer)
フリーウェアもあり、
- Music Studio、Audacity、FL Studio等
上記大手の製品は、結構なお値段なので。
最後にオーディオ・インターフェイス。
PC用「アンプ」と言えばいいかな?
PCとスピーカーの間をとりもってくれる機材です。
ギターやベースを直につっこむこともできます。
単体機をお勧めしますが、録音重視ならミキサー卓タイプ、ループベースなら鍵盤一体型を選ぶのも良し。
■あったら便利なもの
MIDI鍵盤です。
音を入れる過程で、例えばCmaj7を下からドミソシとひとつずつ入れるのは面倒ですよね。
鍵盤自体に音は入ってないのですが、USB接続でDAW上の音を鳴らせ、弾いた音をそのまま記録できます。
鍵盤が苦手な方でも、記録データは後から編集できるので、単に入力装置と考えてください。
■DTMを始めようとしている人へ
初期投資がかかりますが、変にケチらないほうが後々を考えるといいと思います。
慣れるうち「こうしたい」アイデアが湧いてきますが、この環境だとできない、とわかった途端、がっかりします。
モチベーションが落ちるので、ある程度機能的に優れたものを最初から選んでおけば、大抵のことに対応してくれ、買い替えも不要で、長く観ればコスパ的にお得です。