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収納不足が不満-洗面化粧台に関する意識調査-

LIXILから、小学校高学年および中学生の子供を持つ母親を対象に、洗面化粧台に関する意識調査が発表されました。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

洗面化粧台は、日々の洗顔や歯磨き、身だしなみや化粧など、さまざまな用途に用いられ、また、多くの機能が求められる設備機器。そんな洗面化粧台は、実際にどのように使用されているのでしょうか。先日、LIXILから発表された、小学校高学年および中学生の子供を持つ母親を対象にした調査をみてみましょう。

■調査概要 「洗面化粧台に関する意識調査」
調査方法:インターネット調査/対象エリア:東京都/調査対象:小学校高学年(4-6年生)から中学生の子供を持つ母親/サンプル数:1,032名(小学校高学年の娘:258サンプル、中学生の娘:258サンプル、小学校高学年の息子:258サンプル、中学生の息子:258サンプル)

女子中学生は、母と同じぐらいに使用

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ヘアケア用の小物などを整理しやすく、取り出せる収納スペース [スマートポケット]

朝の支度時、洗面化粧台の前では、どのくらいの時間を過ごしているものなのでしょうか。調査によると、母親の利用時間の平均は10.2分。簡単なお化粧をすることを考えれば、最低10分程度はかかる、という感じでしょうか。

子供の利用時間は平均6.4分。女子の平均利用時間は7.9分で、男子の平均利用時間4.9分と3分の差が。中学生の女子だけをみてみると、利用時間は平均9.3分。母親と同じぐらいの時間を過ごしていることになります。

中学生の子供を持つ母親によると、子供が洗面化粧台を利用する時間が増えたのは、「中学一年生から(36.2%)」の割合が最も高く、制服を着用するようになり、身だしなみも気になる、中学入学はそんな時期ということなのでしょう。

スペースは母親のモノで占領されている?

洗面化粧台には、歯磨きや洗顔、お化粧品など、さまざまなモノを置いておくことになります。家族共有のモノだけではなく、それぞれが使用するモノも多く、実際にスペースを一番多く取っているのは誰のものか、という質問では、70.1%が「母親」のモノと回答したとか。次いで「父親(17.8%)」、「子供(9.2%)」という結果です。

しかし、中学生の娘がいる家庭では、「母親(62.8%)」の割合が一番多いのは同じでしたが、二番目に「子供(19.0%)」という結果。洗面化粧台を使用する時間が増えれば、当然、使用するモノもいろいろ増えてくるはず。スキンケア、ヘアケア商品など、中学生の女の子はさまざまなモノが必要になる、という訳ですね。

洗面化粧台の取り合いは4割

リクシル

3面鏡の裏側に配した、レイアウト変更も可能な収納 [3面鏡トレイアレンジ]

家族構成やライフスタイルにもよりますが、洗面化粧台を使用する時間は重なりがち。家族での洗面化粧台の取り合いは、全体の40.2%が「ある」と回答。特に、娘がいる家庭では44.2%と、息子がいる家庭の36.2%よりも、多くみられるようです。

そして、取り合いになる場合、誰に優先権があるのかという質問に対しては、「子供」と回答した割合が45.3%で一番多く、次いで「父親(24.6%)」、「母親(24.1%)」という結果。

また、中学生の娘がいる家庭では、約6割が「子供」に優先権があると回答しています。娘のパワーには、父も勝てない、と言うことなのかもしれません。


そんな、洗面化粧台に求めるものはどのようなことでしょうか。次ページでみていきます。

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