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旭岳温泉元祖の宿!「湯元湧駒荘」が断然おすすめ

湯元湧駒荘は旭岳温泉元祖の宿で、五つの自家源泉の内、元湯は温泉発祥の湯です。また目薬の湯は正苦味泉という日本でも極めて珍しい名湯で、泉質、風情、湯量など全ての面で本物の温泉を感じさせてくれます。湯元湧駒荘は料理自慢の宿でもあり、しかも北海道最高峰旭岳の山麓という山奥の秘湯でありながら、鉄筋の宿で客室も立派なのですから、その滞在感は最高です。今回は日本でも屈指の秘湯の宿、湯元湧駒荘を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

湯元湧駒荘とは

旭岳温泉 湯元湧駒荘

旭岳温泉湯元湧駒荘から、北海道最高峰の旭岳を望む

旭岳温泉 湯元湧駒荘ロビー

旭岳温泉湯元湧駒荘のロビー。宿に飾ってあった写真のアングルが良かったので、オマージュとして撮影


湯元湧駒荘は旭岳温泉元祖の宿で、宿の名前は勇駒別温泉と呼ばれていた頃の名残りです。五つの自家源泉を所有し、なかでも元湯は勇駒別温泉の元祖の湯。目薬の湯と呼ばれる源泉は、正苦味泉という日本でも極めて珍しい泉質の名湯です。また、五つの自家源泉を一度に堪能出来る本館浴場「ユコマンの湯」は、内湯ながら野趣あふれる浴場の雰囲気に圧倒されます。温泉好きが秘湯に期待するのは本物の温泉ですが、湯元湧駒荘の温泉は泉質、風情、湯量など全ての面で本物の温泉を感じさせてくれるのです。

本物の温泉を感じさせてくれる秘湯なら、温泉好きはそれだけで大満足ですが、湯元湧駒荘は料理自慢の宿でもあり、北海道最高峰旭岳の山麓という山奥の秘湯でありながら、鉄筋の宿で客室も立派なのですから、その滞在感は温泉好きにとっては最高この上ないのです。今回は日本でも屈指の秘湯の宿、湯元湧駒荘を紹介します!

湯元湧駒荘で温泉を満喫!

旭岳温泉湯元湧駒荘の神々の湯

旭岳温泉湯元湧駒荘に近年新築された神々の湯。日帰り用の浴場としても機能する為か、湧駒荘としてはやや熱めの温度設定

旭岳温泉湯元湧駒荘の本館浴場ユコマンの湯

旭岳温泉湯元湧駒荘が持つ五つの自家源泉を堪能出来る本館浴場ユコマンの湯。中でも目薬の湯は、日本でも極めて珍しい正苦味泉の貴重な湯です


湯元湧駒荘には昔からの本館浴場の他に、2007年9月27日にオープンした別館浴場「神々の湯」があります。別館浴場は主に日帰り入浴用の為か、元湯(芒硝泉)という熱めの源泉を利用した浴槽が内湯にも露天にもあり、短時間で温まる事に主眼が置かれている気がします。

一方の本館浴場は、元湯以外の浴槽は全て40度未満の温湯に設定されています。中でもユコマンの湯の「ぬる湯」は、設定温度が33.4度と本当に温いのです。以前は本館浴場しかなかったので、湯元湧駒荘といえば温湯を満喫するイメージがあります。真冬は外気温が零下20度にもなる厳しい気候でありながら、本館浴場では相変わらず温湯三昧が楽しめるという、不思議なミスマッチ感覚がいいのです。

本館浴場の温湯三昧こそ湯元湧駒荘の良さだとすれば、熱めの源泉を利用した浴槽が多い別館浴場「神々の湯」を800円で日帰り入浴しても、本当の良さは分からない事になります。本館浴場の日帰り入浴は1500円で、ユコマンの湯が男湯の日に入れば真骨頂が分かると思いますが、もう一方のシコロの湯も制覇しようとすれば、翌日に再度1500円かかります。全浴室を制覇するのに、日帰り入浴料だけで3,600円かかるのですから、いっそ素泊まりで満喫した方が良いし、折角なら二食付きで夕食も味わったほうが良い。湯元湧駒荘は、是非泊まって堪能して頂きたい宿です!

なお本館浴場の詳細については、以下の記事を参照願います。
荘厳な内湯!ユコマンの湯

次ページで、湯元湧駒荘の食事をご紹介します。
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