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スリルとドラマが見事に融合『007 スカイフォール』(3ページ目)

007の50周年記念作となる『007 スカイフォール』はダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド3作目。今までで一番エレガントでクールなボンドが、007史上最強の敵(!!)と闘います。監督はアカデミー賞監督『アメリカン・ビューティ』のサム・メンデス。アクションに加えドラマ性もアップした大傑作と評判です!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド


クラシックな魅力のダニエル・クレイグのボンド


『007undefinedスカイフォール 』

スーツ姿はエレガントだが、脱いだら凄い肉体美のダニエル・クレイグ!


ダニエル・クレイグにとっては3作目となるジェームズ・ボンド役ですが、ダニエルがボンドになってから、ボンド像はだいぶ変化しましたよね。ダニエルのボンドは硬派で、『007 スカイフォール』でも、前のボンド、ビアース・ブロスナンのような明るさ、茶目っ気、お色気などは影をひそめています(セクシーなシーンはありますけどね!)。ブロスナンのダンディでプレイボーイなボンドが好きな人には、ちょっと地味に映るでしょうが、ダニエルのボンドは英国らしいクラシックさが強調され、本作では品格さえ漂っていて素敵です。

また今回はアクションだけでなく、ドラマ性も重視されています。シルヴァとMの関係のほか、ボンドの過去にも遡るなど、後半は胸をギュっとつかまれます。それもそのはず、今回の監督はアカデミー賞監督のサム・メンデス。007シリーズで初めてオスカー監督を迎え、そのほかのスタッフもアカデミー賞受賞者がズラリ!それだけ、製作陣は、この50周年記念作に力を入れていたのでしょう。
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