外国債券ファンド国内株式ファンドに引き続き、今回は外国株式ファンドに投資する人がおさえておきたい基本的な指標についてご紹介します。

チェックしたい指標その1:投資対象国のGDP成長率

GDPはその国の経済力をあらわす代表的な指標!

GDPはその国の経済力をあらわす代表的な指標!

世界経済の成長に期待し、その恩恵を受けるために行うのがグローバル投資。その前提に立つのなら、やはり欠かせない基本的な指標は「GDP」といえます(GDPについてはこちらの記事をご参照ください)。

長期的に見ればGDPと株価には連動性が見られます。外国株式ファンドでは、GDPの成長見通しが国別投資比率の決定要因のひとつとされることも多く、また、流動性の観点からもGDP規模が重視されるなど、GDPはファンドの運用において重要な指標となっています。

各国のGDPにどれくらいの伸び率が期待できるかという見通しは、IMFやOECDといった国際機関などから出されています。世界の国々に幅広く分散投資を行うファンドに投資するなら先進国全体や新興国全体の成長見通しを確認しておくのが基本。個別国株ファンドに投資する人も、投資対象国だけでなく、影響を受ける世界経済、関係の深い国や地域の見通しにも目を配っておきましょう。

新興国経済の成長率は先進国経済の2 倍強の高成長。投資先としても人気となっています。ただし人気の高い国の株価はすでに買われ割高になっているケースもあるのでご注意を。

(IMF「World Economic Outlook October 2012」より作成)新興国は先進国にくらべ経済成長率が高く、投資先としても人気です。ただし、経済成長が減速してきたら株価にも影響するのでご注意を。
 

高成長の国でも株価が軟調の理由は?

ただし、GDP成長率が高いからといってその国の株価がずっと堅調とはかぎりません。たとえば中国経済は8%台の高成長ですが、上海総合指数は2011年に大きく下げ、今年に入っても安値圏で推移しています。2011年までのGDP成長率は平均10%でしたが、欧州債務危機の影響などにより減速。経済成長がペースダウンすれば、株価も調整安を余儀なくされるのです。

よって、投資の際は経済成長率の高さだけではなく、足元の経済が安定的かどうかも見ることが大切です。各国が四半期ごとにGDPの前期比や前年同期比の伸び率を公表しているので、その推移をチェックしましょう。

<四半期ごとGDP成長率>
アメリカGDP成長率(前期比年率)
欧州GDP成長率(前期比年率)
中国GDP成長率(前年同期比)

次のページで、世界のマーケットが注目するアメリカの経済指標をご紹介します。