6速ATやHDDナビ標準装備など中身はライバルより上
「ZOOM ZOOM」と走る楽しさを謳うマツダらしく、スポーツカーとSUVを組み合わせた「スポーツクロスオーバーSUV」を掲げて投入されたCX-7。ドアを開けるとスピードメーターのメーターグラフィックが点灯しはじめ、運転席に乗るタイミングに100%の照度となるように設計されたり、天井からブルーの間接照明がシフトレバーを照らすなどの演出もあります
エンジンは、当時のアテンザのスポーティバージョンであるマツダスピードアテンザにも搭載された2.3L直噴エンジン+ターボ。それをトルク側に少し振ることでアテンザに比べたら車重のあるこの車の出足や加速感を高めています。
組み合わされるミッションはシフトレバーでマニュアル感覚も楽しめる6速AT。当時のハリアーが4速または5速AT、ムラーノがCVTか4速ATでしたからライバルに対してアドバンテージがありましたし、中古車となった今でも他のSUVより魅力があります。
4WDシステムには電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDを搭載。これは通常前輪駆動で、4輪の車輪速やエンジン回転数、アクセル開度などのデータから瞬時に必要なだけ後輪にも駆動力を伝えてくれるというもの。
北米向けに開発されただけあり、やや大きめのシート。後席はラゲージのレバーで背もたれを倒すことができます。CX-7専用に開発されたBOSEサウンドシステムがオプションで用意されていたので、中古車で探すとき狙ってみては?
簡単に言ってしまえば、高速道路でも雪道でも、ワインディングでも安定した走行を提供しますよ、ということです。
加えて装備も充実していました。サイド&バックモニター付きのG-BOOK ALPHAに対応HDDナビだけでなく、ディスチャージライト、オートエアコン、18インチアルミホイール、横滑り防止装置のDSC、クルーズコントロール(上級機種のクルージングパッケージはレーダークルーズコントロール)なども全車に標準装備されています。
このように見た目だけでなく、デビューから5年経った今でも中身が相当魅力的。それが二ケタ万円から買えるのであれば、おいしいのではないでしょうか。そんなにウインタースポーツには興味がないという人は2WDが安くてオススメです。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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