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ビタースイーツ・ビュッフェの快進撃(2ページ目)

ビタースイーツ・ビュッフェは近年最もメディア露出の多いスイーツブッフェ店だ。ルミネエスト新宿店の大成功の後、4年間も沈黙していたが、店舗の展開を始めた。人気の秘密に迫りたい。

東龍

執筆者:東龍

ブッフェ・フレンチガイド


ビタスイのオープン以前

ホテル以外のスイーツブッフェでは、ビタスイよりも少し値段が安く中高生から絶大な人気を誇る『スイーツパラダイス』がある。関西から進出してきたスイーツブッフェ専門店だ。たくさんのスイーツ、ポップな店内、1480円という低価格のワンプライスで一世を風靡した。今では関東圏にも10店以上あり、この業態では最も広く展開している。

スイーツパラダイスに満足している客層はもちろん、たくさんいた。だが、値段がもっと高くても構わないので、さらに上質で、より居心地や雰囲気がよいものを希望する客層もいたのだ。こういった「大人のスイーツブッフェ」を希望する客層は、ホテル系スイーツブッフェに流れていた。


スイーツは高級感を演出

そのような状況の中で、ビタスイがオープンする。ランチでも2000円近く、ディナーでは2500円程度という値段だが、ホテル系に比べればまだ安い。それに、ホテルに比べれば気軽に訪れることができる。

フレッシュケーキは15種類程度だ。ショーケースからサーブしてデコレーションまでして、贅沢感を出した。スイーツのネームプレートも美しく、名前だけではなく説明も記されている。アントルメ、プチケーキ、グラスデザートのバランスもよい。
スイーツのショーケース

 


 

クレープやワッフルは実演でライブ感を演出している。それぞれ3~4種類程度用意されており、季節によって1種が変わる。トッピングするアイスクリームも3種類から選択できるようにするなど、バリエーションの幅が広い。
実演のクレープとワッフル

 


 

料理はクオリティを追求

料理は軽食ではなく、しっかりとした「食事」を目指した。ピザを窯で焼いたり、ハンバーガーを目の前でグリルしたり、ドネルケバブを串に刺して焼いたりして、明示的に印象付けたりもしている。 ブラジル料理のフェイジョアーダやナンなど、各国料理が置かれていたりもして、他のスイーツブッフェとは一線を画している。
料理台

 


 
ドネルケバブはマイルドとホットの2種類から味を選べる。紙袋に包んで渡された後で、サラダコーナーから野菜をトッピングする楽しさもある。
ラゾーナ川崎プラザ店 ドネルケバブ

 


 

料理だけをみても非常に魅力的だ。スイーツがメインであることなど忘れてしまう程である。だが、客により楽しんでもらうために、さらに考えていることがあるのだ。

ビタスイが非常に大切にしているテーマ性について紹介したい。

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