建材と一体になった光
写真1.生体センサで点灯する階段照明
写真2.下る視点では踏み面のみが明るく見える
「くらしのあかり館」では、建材と一体になった照明の提案もされており、2階へ上がる階段に面白い仕掛けがありました。手摺に生体センサが内蔵されており、触れると階段の踏み面下に内蔵されたLED間接照明が点灯します。登る時は下から上に時間差で一段一段点灯し、誘導効果を高めています。(写真1)
写真3.手摺下の導光板にLEDが内蔵されている
さらに暖かな光色で木の素材感をより高めており、この階段照明は2010年度のグッドデザイン賞も受賞されているそうです。
2階の廊下は、1階の玄関の吹き抜けを囲むように配置されていて、前回ご紹介したシャンデリアがきれいに見えます。手摺下の導光板の床部分にはLEDのライン照明が設置されていて、導光板の面とエッジが照明され、常夜灯としても有効です。(写真3)
写真4.幅木に内蔵された足元灯
次の頁では「サーカディアンリズムを考えた寝室照明」についてご紹介しています。