習い事をいくつするか?より、どう取り組むか?が大事
上のグラフは、最難関中学・難関中学・準難関中学に合格した生徒達の、幼少期の習い事の数を示しています。
これを見ますと、最難関中学に合格した生徒の平均的な習い事の数は、難関中学・準難関中学に合格した生徒の平均的な習い事の数より若干多いものの、大きな差はありません。
このアンケート結果は、習い事をいくつしたかというよりも、習い事にどう取り組んだかということのほうが、お子さんの成長に重要であるごとを表しています。
子どもにとって、知ることによって世界が広がるということは、非常に楽しい経験です。その楽しさを発展させることが教育なのです。
本来、子どもは好奇心旺盛ですが、周りの大人が邪魔をすることで子どもが臆病になってしまい、積極的に動くことをやめてしまいます。学びの基本である好奇心は毎日の生活の中で養われるものであり、小さい頃から家庭の中で育くむ取り組みを心がけてください。
同年代の子どもと比べて成長が遅いとか、育児書に書かれている通りにならないなど、お子さまの成長に悩み、不安になることもあるかもしれませんが、子どもには一人ひとり成長のペースがあります。幼少期の子育て・教育は、子どもの準備が整うまで待ってあげることが大切です。たとえば、早い子であれば3歳から始めたことを、お子さんが5歳から始めたとしましょう。5歳から始めた子どもは「短い期間で習得しないといけないので大変じゃないか?」と思うかもしれませんが、5歳児は3歳児と比べて理解力が高く、どんどん吸収していきますから大丈夫。幼少期の教育に遅すぎることはありません。