灯りで出迎える玄関照明
写真4.扉をあけると人感センサでお出迎えの明かりを演出
写真5.玄関収納上下の間接照明
玄関は、扉を空けると人感センサでお出迎えの光を演出します。凹凸のある壁面のコーニス照明(間接照明の一種で上部から壁面などを照明する手法)が印象的です。上り框にもLEDラインによる間接照明がさりげなく入っていて、床のタタキを柔らかく照明しています。
床のタタキがマット仕上げだと、このような照明効果が得られますが、光沢のある素材では光源が映り込んでしまい、間接照明の効果が損なわれることが多いので注意が必要です(写真4)。
写真6.玄関ホールの吹き抜け
玄関収納の上下にも間接照明が内蔵され、天井・壁・床とそれぞれ素材が違う仕上げ材から得られる柔らかな反射光で包まれます(写真5)。上り框上部にあるダウンライトの直接光によって床面がより明るくなり、お出迎えされている雰囲気が強調されています。
玄関ホールの吹き抜けにはクリスタルのシャンデリアが吊り下げられ、よりゴージャスな雰囲気となっています。ここではクリアカバーの電球形LEDランプを使用していますが、LED素子の小さな発光によって、クリスタルがより輝いて見えます(写真6)。
写真7.人がいない待機時
人がいない待機時は、調光で暗くすることで省エネを図りながらも真っ暗な家に帰ることのない安心感をもたらします(写真7)。
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