トレンドはシャンツェン地区にあり!
個性的なショップが多い人気のシャンツェン地区。写真はカフェがずらりと並ぶSchulterblatt通り
ハンブルクで一番のトレンドエリアといえば、旧市街の北西に位置するシャンツェン地区。かつては家賃の安さから、若者やアーティストが多く住む庶民的なエリアでしたが、今や地元っ子のみならず、旅行者もこぞって訪れる人気エリアです。サブカルチャーの発信地として知られるシャンツェン地区には、大資本系チェーン店は無いかわりに、個性的なショップやカフェ、バーなどが点在。ここ数年で話題のホテルや有名シェフのレストランがオープンするなど、ますます注目を集めています。
シャンツェン地区に隣接するマルクトシュトラーセ(Marktstr.)からカロリーネンシュトラーセ(Karolinenstr.)にかけての一帯はカロ地区と呼ばれ、地元デザイナーのショップや古着屋、ビオ・カフェやレコード店などが並ぶ人気のエリア。土曜日にはフリーマーケットが開かれ、周辺のカフェはのんびりブランチを楽しむ人々で大賑わい。シャンツェン地区&カロ地区の魅力は、なんといってもそこかしこに漂うオルタナティブな雰囲気。ガイド自身、ハンブルク滞在時はほとんどをこの辺りで過ごすほど大好きなエリアです。
<アクセス>
SバーンまたはUバーンSternschanze下車
歓楽街レーパーバーンで有名なザンクト・パウリ地区
有名な歓楽街レーパーバーン付近は夜になるとネオンで彩られ賑やか
シャンツェン地区の南に位置するのが、歓楽街「
レーパーバーン(Reeperbahn)」で有名なザンクト・パウリ地区。ネオンに彩られたバーやクラブが建ち並び、人気のミュージカルが上演されるオペレッタハウスのほか、味のある小劇場も多いエンターテインメント街です。最近では観光バスが引っ切り無しにやってきて、健全な観光地といった雰囲気ですが、「飾り窓」のあるへーベルトシュトラーセ(Herbertstr.) は女性と18歳未満は立ち入り禁止なのでご注意を。レーパーバーンはビートルズが下積み生活をおくった地としても知られ、ビートルズの記念碑も建っています。ザンクト・パウリ駅の東側には、ハンブルク歴史博物館や、ハンブルクで生まれたブラームスの記念館があります。ブンデスリーガの異端児といわれる人気サッカークラブ、「
FC ザンクトパウリ」の本拠地としても有名です。
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世界で最も罪深い!? ハンブルクのレーパーバーン観光
<アクセス>
UバーンでSt.Pauli下車、またはSバーンでReeperbahn下車
散策が楽しいアルトナ地区
シュピッツェン広場のビオ市場には、はちみつ屋やおいしいスープ屋さんも!
ザンクト・パウリのさらに西側に広がるのがアルトナ地区。この辺りはかつては漁港だったそうですが、今ではたくさんの店が連なるショッピング街として賑わっています。大型チェーン店の並ぶ大通りからちょっと小道に入れば、おしゃれなブティックや雑貨屋さん、個性的なギャラリーやカフェなど高感度な店が点在していてのんびり散策するのにおすすめのエリアです。水曜にはシュピッツェンプラッツ(Spitzenplatz)でビオの市場が開かれ、人々のふだんの生活が垣間見られます。
アルトナから南へ10分ほど下ればエルベ川。港で日曜朝に開かれる
フィッシュマーケットでは、新鮮な海の幸や野菜のほか、衣類や雑貨の店があったり、たたき売りのパフォーマンスがあったりと、見るだけでも楽しめます。さらに西、エルベ川と並行してのびる通りのエルプショセー(Elbchaussee)はグルメのメッカ。港を眺めながら食事ができる、優雅な雰囲気のレストランやバーが多く集まります。
<アクセス>
SバーンでAltona下車