分譲マンションレポート/岡本郁雄の分譲マンションレポート

【取材レポート】パークタワー東雲(2ページ目)

パークタワー東雲は、分譲会社である三井不動産レジデンシャルとして長期優良住宅認定2棟目の超高層マンション。免震構造の採用や共用部使用電力のピークカットなどの防災対策、環境対策とともに各種イベントプログラムなどコミュニティづくりにも力を入れたプランニングをレポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


住民のコミュニティを生む空間が防災対策にもつながる
大容量蓄電池や高出力太陽光発電設備も設置

モデルルームに展示されているパークタワー東雲の模型。建築家リシャール・ブレア氏をデザイナーに起用。木を抱くようなイメージの温かみのあるファサードデザインだけでなく、中央の吹き抜けを下層部のソラテラスや中・上層部のソラプラザとつなげ、空気を循環させるエコボイドを採用。環境にも優しい建物に仕上げています。
パークタワー東雲の模型

パークタワー東雲の模型。地上43階建て全585邸

展示の模型をよく見ると、所々に2層吹き抜けの大きな空間を持った開放的なスペースに出会います。「ソラプラザ」と呼ばれる多目的空間は、ギャラリーやアトリエ、ヘルスなどいろんな用途に使われるとともに、各種イベントを開催することで、住民同士のコミュニティ活動を促進させます。中には、ドッグランも用意されています。ソラプラザを含めた共用施設は、43階建てマンションの上下2層から4層ごとに設置されています。こうしたスペースは、サポートステーションとして災害時の拠点としての役割も果たします。

3階のコミュニティセンターは、マンション全体の災害対策本部として設定。防災備蓄品などが設置されています。防災イベントなども実施する予定で、日頃からの防災意識も高めます。
エコボイド

下層部のソラテラスや上層部のソラプラザを通じて、タワー中央の吹き抜けを風が行き交う


共用施設の展示

防災拠点としての役割が果たせるように、共用施設を点在させて設けている

展示のパネルを見ると、タワーマンションならではの防災への配慮を確認できます。同マンションでは、「アートライフアカデミー」を創設。ハロウィン、お菓子づくり、茶道教室など暮らしを豊かにするイベントを通じ、コミュニティの醸成を促進する予定です。

また、約96kWhの大容量蓄電池や約76kWhの太陽光発電設備を採用。清水建設独自の技術「マイクログリッドシステム」をマンションにはじめて応用し、こうした複数電源を統合制御し、停電時にエレベーター(一部)に電力を供給しライフラインの確保が図れます。非常用発電機の燃料が無くなったとしても、太陽光発電設備を自立運転させることで長期的な電力確保が可能となります。

お買い得!最上階モデルルームは、天井高約3m
基準階も天井高を活かし収納充実

同マンションの予定平均坪単価は約230万円前後です。住戸プランは、3LDK中心。階高を確保し、天井高を確保した開放的なプランが多いのが特徴です。中でも下の写真のように最上階住戸は、最大約3mの天井高。90Dタイプの同住戸は、7,000万円を切る設定とのことで、かなりお買い得ではと思います。
パークタワー東雲のモデルルーム90Dタイプ

パークタワー東雲のモデルルーム90Dタイプ。最上階住戸で、天井高は約3mもある


パークタワー東雲70Cタイプ

パークタワー東雲70Cタイプのモデルルーム。基準階の天井高も約2.65mと高い。梁も少なく使いやすい間取りが多い

室内プランで注目なのは、天井いっぱいまで使った収納量の多さ。ファミリー層にも暮らしやすくなっています。使いやすい折りたたみ式の収納ドアなど、使い勝手もよく考えられていると思います。
収納

天井が高い分、収納力も豊富

多彩な共用施設や免震構造などが注目されていますが、ワイドスパンや梁の少ないつくりなど住戸プランニングも注目です。第1期は、11月下旬を予定。職住近接重視で、湾岸エリアで探す方には、見学をお薦めしたいマンションです。


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